2007年04月11日

R1200S試乗

さて、ついに待望のR1200Sを試乗しました。

BMWモトラッド主催の試乗会にて、念願の場外試乗!

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実は乗る前には、ぶっといタイアやメッツラーのハイグリップ(ちょっと痛い思い出があるので)高そうなリアという強面ぶりに、「ちょっと今の自分には無理めかも」と諦めていました。

しかし、早めに試乗できるのはR1200Sだったので、先に乗ってみたのですが……

まず、ライポジ。

乗りやす〜。国産SSより、上体の前傾は軽く、個人的にはドゥカティのSTシリーズよりラクかな?と思ったほど。

シートも見た目は薄くて、長時間は嫌だな〜と思っていたけれど、意外や座り心地は悪くなく、すべてがフレンドリーなんですね。

エンジンは、アイドリング状態でブルブル震えていてやる気満々ですが、乗ってみると「スゥ〜」という感じで回転が上がり、割と滑らか。ただし、滑らかななかに爆発感も感じられ、とても気持ちいい。

もっとピーキーなものを想像していたけれど、これなら使い勝手として問題ないレベル。

雑誌で下のトルクが薄いというようなインプレを読んだ記憶がありますが、問題ないと思います。ツインのほうが四発よりそもそも薄いので、回して楽しみましょう。

さらに、一般道では試しようがなかったけれど、加速感もいい感じです。さらなる「上」のドラマを感じさせてくれます。

ハンドリングですが、まず驚いたのがフロントサス。
地面を手で触っているような豊かな接地感。
リアは腰高だけれど、ひた〜と地面に根が生えたようなスタビリティ。

曲げるのも何するのも自在という軽快感と、コケないんじゃないかという無敵感が同居する不思議な感じです。

ドゥカティのような熱いハートをもちつつも、ビーエムっぽさはそのまま。過激なフリして実は人に優しいマシンという感じでしょうか。

私の結論は、ずばり「これください」。

ということで、今からお金を貯めます。もはや、気に入ったを通り越して「魂を分かち合う一台」になってしまいました。

そんな短時間の場外試乗だけで決めてしまって良いのか?と思われるでしょうが、自分には相当衝撃的な出会いでした。

今までレーレプに乗ったことのない人は、STとかのほうがいいかもしれないし、レーレプが好きな人は国産SSのほうが過激だと思うけれど、この1200Sは峠を冷や汗をかかずに楽しむには最高の相棒となるに違いないです。


R1200S用アクラボビッチ レーシングマフラー

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2007年03月28日

BMWモトラッド: R1200Sを下見

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発表以来、気になっているR1200Sですが、先日某ショウルームで現物をみてきました。

いきなりの対面でしたが、異様な迫力。
やたら、リアが高くてBMWのバイクとは思えない感じ。

後輪は190でした。むかし、私が乗っていたTL1000と一緒ですね。銘柄もメッツラーとこれまた一緒。個人的にはメッツラーは固くて、グリップしたらオンザ・レールだけれど、冷えているときに良い印象がなかったので、峠やサーキット狙いかな、と思えます。

しかし、またがってみると、びっくり。
国産レプリカよりも、ハンドルが近くて、なおかつトップブリッジと同じ位置くらいのクリップオンなので、上体がおじぎする感じではありません。

思っていたよりも、フレンドリー。これなら日帰りツーリングでも疲れることはないかもしれません。

そして、引き起こしの軽さは劇的です。R1100Sにサーキット試乗したことありますが、あれよりも軽く、それは国産レプリカ並みか、それに準ずるくらいの印象。

なんか、車体もやたらとスリムで、タンクもホールド性が良さそう。

う〜ん、早く乗ってみたくなりました。ということで、今度試乗するので、レポートをまたお届けします。

私のなかでは、最近のBMWはすべてほしいものばかりなので、STとK-SあたりがSとの競合車ということになります。そのあたりも乗り比べていきたいと思います!


R1100Sのミニチュアを発見!


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2007年01月23日

ボスホス SS V8 : 究極のバイク

都内では相変わらず、ベントレー、ベンツの新型Sクラス、ポルシェなどがカローラみたいにたくさん走っていますが、かえって日常的な光景として見飽きてきました。

そこで、リッチかつクールなクルマ・バイク好きにおかれては、ボスホスに乗っていただきたいと。
泣く子も黙るその存在感。

ボスホス BOSHOS V8 スーパースポーツこそ、道路の王者




世界限定モデル : ボスホス BOSS HOSS BHC-3 ZZ4 SS

V8エンジンですよ。マスタングやシボレーならともかく、そいつをバイクに積んでしまった!!
選ばれたあなたは、こいつに乗るべし!
庶民的な選択は無難ですぞ。……ということで、わたしもボスホスが買えるようにがんばりたいと。(^^)/

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2006年04月30日

ひさしぶりのツーリング

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早朝に都心を出発し、箱根界隈を友人のMT-01(ヤマハ)と共に駆け巡る。
いやあ、楽しかった。
やっぱりツーリングはいいねえ。それにしてもMT-01と走っていると、こっちはヨンヒャクかニーハンみたいに思えてくる。乗り換えても、明らかにトルクが細いし、ホントにリッターバイクかと疑ってしまうほどだ。恐るべし、MT-01。

しかし、ひさしぶりにメットをかぶったので肩がこった。もっと軽いやつないかな。

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2006年03月20日

何度も愛車を褒めておく

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本日、ツーリング予定だったがあいにくの雨で出撃ならず。
そこで、持て余したバイクLOVE LOVEパワーを発散するべく、愛車を褒めちぎっておく。

その前にひとこと。
男は黙って稀少国産車である。繰り返す。男は黙って稀少国産車。押忍。

バイクに関してのみだが、最近の国産の実力は相当なものだ。味がない? それがどうした。最近のドカやビーエムも味がないといえば味がないぞ。まるで国産車みたいだ。イタ車は日本車に近づいてきて、日本車はドイツ車を目指している、と言えないか。

そこで、わが愛車SV1000である(写真奥の青いやつね)。
まず、最初に結論(by 辻つかさ氏)。名車である。

なぜカタログ落ちしたのか理解できない。いや、ホントは理解できる。もともとSV1000Sからカウルをとっただけなのでインパクト弱すぎ。昔のヨンヒャクと違ってリッターに乗る層はまだ非日常を希求している輩が多い。そこでもっともっと華がほしいところだが、欧州ではいまだにベストセラーらしいので、日本人がこの合理的なパッケージングを理解していないことが悔やまれる。が、稀少車ゆえ買ったので、人気車だったら買わなかったことも付け加えておく。男は黙って稀少国産車である。押忍。

まず最高な点を要約する。

1)エンジン

私が国産エンジンの傑作と考えているもののひとつにスズキ/TL系エンジンを挙げておく。ちなみにもうひとつはGSX-R系の油冷エンジンである。ヤマハのRZ系2stパラツインも挙げておく。あっ、ホンダのBROS系Vツインもいいぞ。……って、いっぱいあるじゃん。ちぇっ。

それはさておき、TLから乗っていたので、このエンジンの良さも悪さも理解しているつもりだが国産にしては当時相当クセが強かった。ホンダのVTR系とは違う弾けるような高エネルギー感。そのせいか、カジバほかがこのエンジンを採用し、うまくチューニングを施しとてもナイスなものに仕上げている。ラプトールのそれはとても気持ちがよく、私が乗ったツインのなかでも「エッチなくらい気持ちよいエンジン・ナンバーワン」である。さすがイタリア人はわかっている。

このSVのそれは、私が理想とするラプトールに近づいている。いや、ラプトール系よりもさらにキメ細かくなっていて、まるでストレスがない。TLのときの面白みは消失したように思うが、実は極低速の実用域から使いやすく、4000回転以上からの加速はTLの激しさには及ばないものの、腰が抜けそうなほど気持ちよい。つまり、TL系がもつマグマが放出されるような爆発力はかたちを変えて、こんこんと湧く温泉のように絶え間ない気持ちよさを提供するようになったのだ。湯治から岩盤浴に変わったくらい違う。

特に雨のなかに乗ると、恐ろしいほど乗りやすいことに気づくだろう。ドカS4に試乗したことがあるが、あれはあれで楽しいのだが強引に力を振り絞っている感じが、バッドコンディションでは疲れの要因にならなくもない。このSVにおいてはライダーの疲労軽減が速さに繋がるといえる。

しなやかなシャーシと相まって、このエンジンの滑らかな加速が高級感を演出している。TLがバキッと食いちぎる厚めの板チョコだとしたら、ラプトールはクランキー系の爽快感を持ち合わせ、SVは「とろける生チョコ系」だと思う。

2)車体

TLは低速からガチガチで一定以上の速度を出さないと楽しい領域がかいま見られなかったが、SV系のそれはTLよりはデチューンされたと言えよう。しかし、遅くなったのではなく、もっと低い領域から性能を発揮しやすくなったと思う。サーキットに持ち込んだらいざ知らず、公道ではこちらのほうがストレスない。

あの角張ったフレームがたいへんかっこよい。ネイキッドはそれが引き立つので、私は気に入っている。丸目のヘッドライトが没個性に感じられるため、惜しい。販売不振の要因はここにあると思う。スピードトリプルやロックスターのようなストファイを意識してもらえれば、せっかくの角張った車体に合致した顔ができたのではないかしらん。スズキの合理的製造が裏目に出たかと思う。ただ、個人的には丸目ライトは嫌いではないが。

シャーシはホント、よい仕事をしていると思う。高級セダンのような乗り心地である。TLとはまったく違うコンセプトなので比較しても意味がない。
サスが路面をなめるよう、とはこのことである。たとえば、TLは足踏みマッサージだったが、SVはリップエステである。行ったことないけど。

ハンドリングについては、コンパクトな車体と相まってとても軽い。ネイキッドでは顕著だが、古典的なリアステアであるため、安心できる。TLは特にフロントに負荷をかけて曲がらないと安定しなかったが、SVはまったく問題ない。バンク角も並みいるネイキッドのなかではかなり確保されている。フレームとリアのアームがしなるような感じでリアステアが生じるような印象を抱く。その感覚が人間の感性にあっている。決して過敏なハンドリングではないが、適度なダルさが怖さを増幅させない。加えて、ツイン特有の乗り方を強制しない。その意味ではだれにでも取っ付きやすい。重心はちょうど腰の下からちょい後ろくらいな感じ。そこを軸にくるっと回ることができる。股の間に電話帳を2冊くらいはさんだスキーのウェルデンみたいな感じだ。わかる?

そのシャーシ性能を魚料理でいえば、TLは荒磯料理であり、SVはフレンチである。う〜ん、わからないか。ワインに喩えてみると、TLはカベルネ・ソービニョンの重いやつで、SVはよくできたメルローである。ピノ・ノワールのような透明感はないが、どちらもタンニンの濃さが根幹にある。飲みやすさと奥深さではSVに軍配があがる。最初のパンチと時間をおいたあとの変調する妙味ではTLだ。しかし、SVのいつまでも飲み飽きない美味しさと香りの良さは疲れた身体を癒してくれる。

というわけで、SVをまた絶賛してしまった。馬には添うてみよ、とはよく言ったものだ。乗り物は、乗ってみないと外見からはわからないものである。スズキのSV1000を買うかどうか迷っている人がいたら、私は言いたい。買えっ!

発売時のリリース

Posted by koba at 10:40 | Comments (2) | TrackBack

2006年02月20日

閑話休題ライド

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久しぶりにバイクに乗った。
かからないかも、と思ったエンジンは一発で始動。さすが最新国産車。
そのまま某埠頭へ。さすがにまだ寒くてメットからの隙間風が肌を刺すようだったが、バイクはいいっす。

四輪にはない一体感。加速と荷重に対するダイレクトな応答。
究極のストレス解放マシンだなあ、と思った。でも、唯一の欠点は降りたあと疲れが激しい。いや、欠点じゃないか。乗り手の問題か。

それにしても、俺の愛車のサスとタイアはよい仕事をする。サスはホント、高級セダンみたい。ひと時の幸福である。

Posted by koba at 19:03 | Comments (10) | TrackBack

2005年11月23日

天国と地獄を一日で味わうならバイクが一番

さて、私の愛車(名前は秘密)はこのたび「オヤジ・ツーリング冬仕様」に生まれ変わり、早朝から友人たちとツーリングに出かけた。

めだたないネイキッドで稀少車のうえにダサさ全開のオヤジ・ツーリング冬仕様のせいか、バイカーたちからもまったく見向きもされず、そこがまたシブいのである。
先日のツーリング後、昔の勘がもどったというか、バイクってなんで楽しかったのかがまた思い出されてきて、内なるバイクブームがやってきた。本日はもはや走らせるだけで楽しくて仕方ないのである。

西湘バイパスのPAでは、神奈川県警がデモを行っていた。市民とふれあいキャンペーンかなにかだと思うが、あとにして思えばこれは伏線だった。
写真はGT-Rパトカーバーション。バケットシートだね。これでターンパイクを攻めたら面白そう。

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大観山のPAで休憩。オヤジ・ツーリング冬仕様なので手元にカバーをつけている。ヒットだったね。暖かくてご機嫌。見栄えなんか気にするより、安全なライディング環境を維持するほうが大切(歳だしね)。下界では熱くて仕方ないオーバーパンツも、箱根では体温を下げないため温泉のようにホカホカなのだ。

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楽しくて仕方ないツーリングだったが、用事があって独りだけはやく帰宅した。
帰りの小田厚道路を急ぐ私のバイクのミラーに突如赤いランプが迫る!

はい、捕まりました。
仔細は省きますがスローダウンして追尾をかわしたつもりなのに、その後パトカーに乗せられキップを切られた。
私のような小市民を捕まえないで、もっと極悪ベンツや金持ちのボンボンが乗るポルシェやフェラーリから国庫を潤わせてほしいものだ。

aokippu.JPG

いま思えば、朝のふれあいキャンペーンは取り締まっても恨まれないための伏線だったのだ!
ということで、天国と地獄を数時間以内に味わいました。バイク乗りの醍醐味だよね。

Posted by koba at 17:52 | Comments (7) | TrackBack

2005年11月14日

久しぶりのツーリング

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昨日は友人たちと大菩薩峠の手前までツーリング。
ひさびさにバイクに乗ったので、やはり峠道は怖かった。だんだん操縦法を思い出したのだけれど、ツナギを着ていたので身動きがとれず体は疲労困憊。

結局、途中で一人だけ引き返したのだけれど、昔の自分なら考えられなかったなあ。
山は紅葉していてい、天気も快晴。まさにツーリングにはうってつけでしたが、バイクと会話が少ししかできなかったのが残念。

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2005年10月25日

voice from Achigawa

Well, I missed my motorcycle career.

As my readers may know, I hit my head to the ground and lost concious for a while. After all of it, I scare to ride my moto, that's true.

Do I love my moto anymore ?

I just don't know. But I feel like I had a lack.
So if you feel that lack whatever is called, I can't explain it.

"KIRIN", a japanse comic which describes the soul of moto and riders.
It also indicates the situation of a rider who gets off the moto called "Achigawa", and opposite situation called "Kochigawa".
"Achigawa" means "beyond the line", "Kochigawa" means "inner of the line".

I love to read this manga, but I don't agree with the concept of "Achigawa" and "Kochigawa". It's simplfy too much.

Now I haven't rode like I ever had.
But I still want to ride if I could.

The experience of riding moto is fun.
Sometimes such an experience remains even if I don't ride.
It's like a curse.

I guess there is no border of "Kochigawa" between "Achigawa".
Now I've found just a lack, not a line.

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2005年06月26日

ライポジ調整

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慣らしも終わって、めちゃくちゃ調子のよいわがSVだが、唯一の不満点はハンドルが低くて、長距離だと変な姿勢を強いられてしまうこと。当ブログのコメント欄で情報をいただいたので、さっそくハンドルを交換しようかと思いきや……

ケーブル類がぎりぎりの長さなんですぅ。
そのため断念しようかと思ったところ、ハンドルの角度をもうちょい引けばいいじゃん♪なんて、素敵なアイデアを思いついた。これならコストもかからず、ケーブル長も変更ナシじゃん。すっげえ、俺ってアッタマいい〜!……なんちって。

さて、変更後、驚いた。たかが数ミリくらいしか変わらないはずなんだが、渋滞などにハマったとき、すぐに姿勢がキツくなったものだが、ぜんぜん大丈夫。これは世紀の発見だ。

しかも、窮屈だった膝の曲がりもあまり気にならなくなった。あまりにも劇的に快適になってしまったので、箱根まで友人と攻めに行った。

結論!
問題なし。すげー、コストゼロでライポジが矯正されてしまった。
たかが数ミリ、されど数ミリ。そこには深くて長い日本海溝ほどの溝があったのだ。
いやあ、驚きました。ライポジが改善されたおかげで、走り方にも余裕ができて、よいことづくめ。皆さんもお試しあれ!

Posted by koba at 18:19 | Comments (3) | TrackBack

2005年06月10日

スズキSV1000:調教日記PART4

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男は黙って国産稀少車。その心は……綴ってみましょう。

なんだかんだと、SV1000の慣らしは終了。
あとは初回点検を待つばかり(これを受けないと、メーカー保障が受けられない)。

まず1000kmを走破してみて、ますます愛着が深まると同時に、最初の頃とは違う感想を抱くようにもなった。それは長距離性能だ。
実はぼくが抱いた感想と同じ内容を書いていたサイトを見つけたので、そちらを紹介してみたい。少なくとも、ぼくとこの人は同じことを感じたので、ほかにも似たような感想をもつ人がいるかもしれない。
以下は、motorcycledaily.comの記事から要点だけをかいつまんでみた。

・エンジン最高! リニアなパワー・デリバリー
・クロスレシオの6速は、すげえレンジが広くてどこからもバヒューン(ただし、5000rpmでちょいスポットあり)
・アップハン、ちょい低く、ステップはちょい高い。
・旋回性は特にSV1000Sや650ネイキッドと比べて、ちょいダル(リアの車高を上げたら直った)。
・ブレーキ強力。R750譲りだね♪
・スタイルいいねえ。
・この性能でこの値段とは、なんてお買い得のV-twin ネイキッドなんだ! 

さて、一点だけ旋回性がダルいという箇所だけを除いては、そっくりそのままぼくが1000km乗りこんだあとで抱いた感想と一緒である。旋回性については、ダルとは思わない。このテスターは比較車種として兄弟車種を挙げているので、そこは乗り比べていないとわからないところだ。ただ、少なくともぼくがこれまで乗ってきたネイキッドバイクと比較しても、旋回性能はかなり高いと思う。しかし、前にも書いたけれど、ちょっとアンダー気味かもしれない。その点、フルアジャスタブルの前後サスがついているので、いじってみることで調整可能と言えるだろう。

ぼくの場合には、そのアンダー気味なところに好感していて、コーナーとは反対側のハンドルエンドを若干押すようなかたちで、リアを軸に曲がっている。これは教科書通りの旋回とも思え、どこかにタメのような間合いがあるから、それが恐怖を誘発しない。しかも、エンブレによるホッピングも皆無で、ツインのもつ緊張感はない。(これと同じ印象はドカのムルティにも抱いたけれど、値段はこっちのほうが安い!)

たぶん、最大の欠点はライポジかもしれない。これも記事のとおり。長距離はちょっとノーマルのままだとキツいかも。膝の曲がりは窮屈で、これまでのスズキ車はぼくの体格ならば、どの車種にもぴったりと一致したのに、今回は他のメーカーに乗ったときに感じるような微妙な違和感があった。それはハンドルとステップだ。まあ、最初は前傾気味のSのカウルだけをとっぱらい、ステップ位置やら調整したと思われるので、それも無理はない。ハンドルだけは換えたいところだ。

それ以外は……いや、そういう欠点くらいはもともとが安いんだからあってもいいよ。ほかが素晴らしすぎるし。それにしても、カタログ落ちしていたとは知らなかった。まあ、いいんだけど。歳をとってますます世間一般が好きなものと、自分の嗜好はズレていくなあ。R1000やドカが昔のVT250みたいにうようよしているのには、驚くけれどね。そういう時代には、男は黙って国産稀少車。サッカー全盛の時代には、野球ですよ、と。

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2005年05月29日

SV1000@調教日記 Part3

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いよいよ、調教も佳境に。残す調教距離は400kmちょっと。上限4000rpmで走るのは疲れる。燃費はリッター20kmほど行くので財布には優しいけれど、とにかくストレスがたまる……

今回の調教は、マシンの慣らしはもちろんのこと、主眼はライダーのリハビリにある。

ぼくは公道が怖くて仕方ないので、ちょっとづつつま先から水に入るようにして、慣れている次第。
そして、前回は峠に対する恐怖心がかなり薄れてきたことを報告したけれど、それも4000rpmの範囲内なので、本番ではまたドキドキすることだろう。

とにもかくも、飛ばすことがそんなに楽しくなくなってしまったので、のんびりと走る。田舎道や大きな樹木が路傍に並ぶ道を走るのは気持ちよい。そんな折、ビュンビュン飛ばすリッターレプリカには怒りすらおぼえる。でも、自分もあんな走りをしていたんだなあ、と反省。

今回は道志みちだ。大垂水峠から道志に向かうと、くねくねしたワインディングの連続。箱根周辺とはまた趣きが違い、同じくねくね道でも、こちらのほうが曲率のきついヘアピンが多く、それにカントがつく感じ。復帰後、めちゃくちゃ苦手になってしまった左コーナーだけれど、今回はそれに慣れるための涙ぐましい練習でもある。

だいぶリズムをつかんだけれど、まだ右より左がはらんでしまう。なぜか思いっきりアンダーが出てしまうのだ。乗り方を変えてもその傾向が強いので、次回はサスのセッティングを変えてみようかと思う。

今回取り入れたヘアピン攻略法は、名付けてライブドア走法。
すべての道にはヘアピンが織り込み済みなのだ。そのように考えていなかった以前のぼくは、とつぜんのヘアピンに出くわし、サーキットのようにアウト・イン・アウトで対処しようとして身がすくんだ。対向車や路肩のゴミを見た瞬間、凍てついた。しかも、実際に路肩の泥のうえにはらんでしまいコケてしまった。だから、ヘアピンについては、峠を走る際に「想定の範囲内」にしなければならない。

今回の訓練では、ヘアピンに出会っても、手堅く処理するように自分のなかで走りをセオリー化する。
つまり、将棋でいえば詰んでいる状態にもっていくわけだ。

詳細は割愛するけれど、今回の「ライブドア走法」のおかげでヘアピンが想定の範囲内になってきた。
でも、まだまだゴールははるか彼方にある……。

Posted by koba at 21:15 | Comments (0) | TrackBack

2005年05月21日

SV1000@調教日記 Part2

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本日、スズキのお膝元で開催されるイベントに行くつもりが、浜松までえらい時間がかかることを知り断念。仕方ないので、小田厚から真鶴、そして湯河原より椿峠に行き、公道復帰後にコケたり、怖くてお地蔵さんになるしかなかった椿をSVで挑んでみた……

結論からいえば、ライダーの復活は近い(かも)!

復帰後、とても怖かった左回りコーナー(サーキットは右回りで左が少なく、しかも私がハイサイドをくらったのは左だったため)も克服、さらに乗り方を思いだしながら試行錯誤。まだヘアピンの処理が危ういが、なんとか普通のスピードで走れる程度には回復。

以下はその証拠……先日まで怖くて寝かせられずアクセルを戻しっぱなしだったのに、タイアを端まで使えるくらいに回復しました♪(クリックで拡大) 

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サーキット走行時のようなアブレーションではないけれど、ヒゲが残る真ん中より端っこは慣らし完了っす。もちろん安全運転速度です。

大観山からは富士山がうっすら見えました。
下はSVの逞しくも均整のとれた美的サイドビュー(クリックで拡大)。

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そして、もっとも気に入っている角度から(クリックで拡大)。

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本日、リハビリが順調に進んだのは、もちろんSVのおかげ。
ほとんど本人の技量は関係なかったりして。

先日の雨天とは違い、今回確信したことは以下の6つかな。

1)前後のサスが上質。しなやかでいて、スポーティ。リプレイスの必要ないのでは?と思えるくらい、いい感じ。「安かろう/悪かろう」の国産気質とは縁遠い。ただの正立フォークなのに、あなどれない。

2)パイロット・ロードはある段階から突然バンクする。比較しているのが、私の好きだったダンロップのD207typeG。最初は焦ったけれど、ハマると気持ちよすぎ(なんとなく臨界点も掴みやすい)。

3)加速がうっとりするほど気持ちよい。

4)前回よりも鼓動感が大きく感じられた。カムの音がTLと同じくらい騒々しい(料金所のオジサンに空冷か?と尋ねられた)。

5)ツイン特有の強烈なエンブレがないので、四発みたいにエンブレを使える。

6)速度が低いせいもあるけれど、突っ込み重視のブレーキングでガキッと曲がるきっかけをつくらずとも、アクセルワークだけで姿勢が変えやすい点が超美味。驚いた。コントローラブル。TLだとぎくしゃくしてしまうので、微妙なアクセラレーションが難しかった記憶が……。

7)ニュートラルがきちんと出る。TLのときはイタ車っぽくてなかなかギアが入らなかった。料金所で重宝する。ただ、ギアがスムーズなのはいいけれど、走っているとき、うっかりつま先が当たるとニュートラルにスコッと入ってしまう。

正直言って、峠を上り下りしているときは楽しくて目眩すら覚えたよ。
むかし、ホーネット600で同じ気分になったっけなあ。山の緑にとけ込んでしまうような感じ。空がとても近くて、海や山に向かって落ちていくような……オイルの燃える匂いを嗅ぎながら、背中からエキゾースト・ノートが追いかけてくる……そして、快感で目眩がする。この時間がもっと続きますように、と祈るような気持ち。

TLのときの愉楽とは、刹那的なエクスタシーを求道するような感じだったけれど、SVはクラクラするような幻惑がずっと続く感じ。気持ちのよさでは、ほとんどセックスだな。
すみません、皆さん。ぼくはいま幸福です。バイクを買っただけで、世知辛いことはすべて忘れてしまいました。

たかが国産車の安物なのに、偏愛も甚だしい、とお思いの方もいるでしょうが、このバイクの実力はトゥオーノやモンスターみたいに外見的に強烈なアピアランスがないので、わかりにくいかも。いわゆる、「乗ってびっくり」系。女性なら器量は地味だけれど、同棲してみたらびっくり系とか。 たぶん、この地味さは質実剛健な欧州において、かえって人気が出るであろう要素かと。

さて、実は本日リアが滑り一瞬ひやっとしたけれど、そのおかげで、なんとなくサーキットで転倒した理由がわかったような気がする(現在、分析中)。やっぱり、転んだ理由は自分で見つけない限り、本当には見つからない気がした(当たり前だけど)。サーキットの仲間は、きっと私のことを「公道に戻ったヘタレのダサイ奴」と思っているだろうけれど、公道を走ったことで見えてきたこともある……私はそう願っているし、またバイクを好きになれて幸せなので、なにをどう思われてもいいや。

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2005年05月20日

突然ですが、慣らしです。

いま、決めたけれど明日はこれに行く。
http://www1.suzuki.co.jp/motor/EVENT/s_meeting05/ecopa.html
午前は用事があるから昼頃出発かな。間に合うのか?

nomadの隼ターボが展示してあるらしい。お互いスズキに対する愛の深さではいい勝負だ。

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2005年05月18日

SV1000@調教中

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まだバリバリのヴァージンである「あいつ」は、メカジキ(マグロ科)に似ている。
初乗りした感想をいうと、こいつはただのマグロではない。

TL1000Sから進化すること数年。エンジンは300点ものパーツを見直し、デュアル・バタフライ型インジェクションを装備し、32bitでF.I.を制御……なあんて能書きはどうでもいい。プロも裸足で逃げ出す私の仔細なインプレとしてはこうなる。

びゅ〜んと加速し、ぐぎっと曲がる。以上。

あ、終わってしまった。
いやあ、参ったな。
それ以上書くことはなさそうだ……

なに? どのバイクもそうだって?
いやいや、それはお門違いだ。
たとえば、どひゃ〜んと加速し、もわ〜と曲がるバイクは多い。
SV1000は「どひゃ〜ん」「もわ〜」ではない。「びゅ〜ん」「ぐぎっ」だ。ニーハンみたいに「きょろきょろ」することも得意科目だ。

ん〜、なんだかわからない?
ふっ、修行が足りないな。
仕方ない、もっと言葉を費やしてみよう。

TLを二台も乗った男として言わせてもらえれば、これがあのTLエンジンか?と愕然とした。ちなみに、TLのエンジンを搭載したカジバのラプトールに試乗したことがあったけれど、あのとき、ラプトールは自分のなかの「幸せになるエンジン・リスト」の1位に輝いた(ちなみに2位はGSX1400ね)。ラプトールのソレは脈動が細かく、しかし下から溢れるようなトルクがこんこんと湧き出てくる官能的なエンジンだったのだ。さすがイタリアン。スケベである。そして、今回のSV1000のツイン・エンジンは、あのラプトール系とはまた違う。

ひと言でいうと、まるでBMWのバーチカル・ツインみたい。ラプトールよりもさらに脈動が細かく、それでいてウルトラ・スムーズ。ツインとトリプルの中間みたいな感じか。まだ回していないので上はわからないけれど、低速域ではツインのパルスを感じつつも、びゅ〜んと空飛ぶ絨毯みたいに加速する。

TLの「喧嘩だ喧嘩だ、てえへんだあ!」って暴走するような勢いは微塵もなく、トコトコトコと豆鉄砲を撃つように加速していくのである。

その加速は遅いのか、と問われると断固NO。
ドカのようなドコドコ感は希薄だけれど(1000DS系はだいぶパルス感が円くなったけれど)、これはもはや産業革命、IT革命に次ぐ、ツイン革命だと思うのだ。

人間様を置き去りにして速いわけでもなく、引き出した分だけ自然にパワーがでる。つまり、パワー・デリバリーが、マイルドかつ迅速。どのように乗っても即臨戦態勢に持ち込めてしまうのである。驚いた、感動した。これはマシンによる徹底した奉仕である。老舗旅館の趣がある。ホンマかいな? いや、ホンマもホンマ。ガキにはわからない。イタリア人にはもっとわかるまい。手なずけてナンボのツインに、奉仕の心がこもったのである。「二発の股に心」と書いて、SVと読むのである。

一方で、あのTLのド迫力を期待したら肩透かしをくらう。しかし、TLは「おめえのてえへんは当てにならないやい」なところもあって、漲るパワーを卸しやすいとはいえない。SVは違う。まるでホーネット600のようにコンパクトな車体を、絹のように加速させる。これは高級セダンである。

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最後に、足まわりについてひと言。
このSV、ふつうの正立&モノショックだけれど素敵。そして、タイアに感動。ミシュランのパイロット・ロードはまるでこのSVのために存在する。雨の峠でもコントロール性抜群だったのは、秀逸な足のおかげだったと確信している。フレームも、やみくもに剛性が高いわけではない。アクセルをひねってピボット経由でケツにガツンとくるシャーシはノーサンクスだ。だってヘルニア持ちだもん。

カウル付きのSに比べて、地味な印象のSV1000だが、作りこみはただのネイキッドではない。ロードスポーツ、そのものである。
そういう意味ではネイキッド戦線の伏兵。このSV1000こそ、ダークホースだ。バイク雑誌はほとんど取り上げていないが、そんなマイナーさがまた素敵。こいつのライバルはホーネット900やZ1000、FZS1000とかのレプリカ迎撃用マッスルバイクだと思う。

もし、SV1000が人間だったならばデート初日で即結婚を申し込んでしまっただろう。
眼鏡をはずし、髪をかきわけたネイキッドのその顔は、ちょっと地味系。学級委員長タイプだ。しかし、よくよく観察すると鍛え抜かれた肉体に、しなやかな足。そして、跨ると意外なテクニシャン。
う〜ん、どこで覚えたの?そんなワザ?教えて、委員長?

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2005年05月16日

雨の日の花嫁とバイク

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ぼくのバイク師匠曰く、「フランスの諺で雨の日の花嫁は幸せになれる」とか。
そして、本日見事に雨が振り、「あいつ」がやってきた……

TLのエンジンってね、ぼくは大好きなんだ。20世紀後半に新規でつくられたスズキ車エンジンのなかでは大傑作だと思っている。カジバやビモータはわかっているよね。OEMは正解です。アレしかないんだ。アレでなければダメなんだ。だから、あのエンジンをアップハンで乗りたいってのは、ヘルニア・オヤジからの願い。そして、やっとそれが叶ったというか、強引に叶えたわけなんだけどさ。

まだまだ「バイク怖いPTSD」から回復していなかったけれど、おそるおそる出撃しました。
実はこの「怖さ」をリハビリで直すべく、ときどきコソコソとソービニョン号(TL)に乗っていたんだけど、なんとなく昔のような感覚を取り戻せそうって思った矢先、すでに新しい相棒が……(苦笑)。

さて、リハビリのコースは、その昔ぼくが峠が好きで好きで仕方なかった頃にホームコースとしていたルート。秦野中井から246で箱根に行き、そこから長尾峠へ。個人的にはくにゃくにゃした見通しの悪い狭い道が大好きで、そのなかでも長尾峠は大好物。ごっつぁんです。しかし、サーキット転倒&意識不明のあとでは、そうそう問屋が卸さないよね。体がガチガチになり、椿ラインじゃソービニョン号でコケるわ、怖くて時速10キロくらいしか出せないわ、タクシーで帰りたいわで初心者もびっくりなタコ走り状態でした。

そこで、本日、「あいつ」と馳せ参じたら、なんと雨! しかも霧! さらにタイアはヒゲ生えまくりの新品! こりゃコケそうな要素満点でしょ? 長尾峠の途中から上はほとんど無視界(笑)。
でも、結論からいうとね、怖くなかった。

マシンもライダーも慣らし中なんで、そろ〜りのスロー・ライドだったけれど、もう拍手喝采スタンディング・オベーションが数時間鳴り止まずアンコールの嵐。すぐに怖さよりも楽しさが際立ち、「あ〜、バイクの楽しさってコレだよ、コレ!」ってほくそ笑んでしまったよ。仕事やらなにやらいろんなプレッシャーがちらつくようになって、もうバイクに乗るのが楽しくなくなってから久しかったけれど、これなら、仕事もやる気になるというもの。

まるで初めて限定解除して大型に乗ったときのように新鮮だったなあ……。
それにしても、技術の進歩って凄いなあ。というか、スズキ偉い! 偉すぎ! R1000といい、GSX1400といい、21世紀になってからリリースするバイクの完成度高すぎ! はっきり言って、「あいつ」と私の相性はピッタシカンカン(死語)。女性もそうですけれど、相性は重要ですね。ということで、次回は「あいつ」のインプレを書くつもり。

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2005年04月07日

ちょい悪オヤジでGO!(春だもの)

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オヤジ向けファッション誌の台頭に、「そんなバッタみたいな服着れるか!」と言っていたところ、ファッション誌から取材があった(笑)。「じゃあ、お前の着こなしはどうよ?」という挑戦に違いない……

……たしかにバッタ服以外の魅力を出せないようなら、口ばっかしでオッサン代表として敗北なのである。そこで受けて立つことにした。

撮影当日はスタイリストが私をコーディネート。「UOMO」に登場するような超細身の白いスーツとかだったらどうしようかと恐怖を抱いていたが、まあ、細身ではあったが、割と普通だったので安堵。とはいえ、普段の私なら絶対に選ばない格好であるため、「オシャレは冒険から」と心で唱えつつ平常心を保っていた 。

取材では「あなたの好きなブランドは? こだわっているモノは?」と尋ねられ、「オーリンズ、ブレンボ、アライ、アルパインスター……」と一流ブランドの名を挙げておいた。存じ上げない方は、悪いがモグリである。

今回、オシャレな格好をしてみたものの、全然しっくりこない。バッタ服に勝った気がしないのだが、実は負けた気もしていない。撮影後半には、今回着た服の値段が安くて、私がふだん着ているスーツのほうがずっと高いことがわかったので、「勝った!」と思った(笑)。この勝負、引き分けか。

最近はゴルフをやれ、とかいろいろと言われるが、ゴルフはやるものではなくて乗るものだろ。
ということで、新ゴルフGTIはどうなんだろ?

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2005年04月02日

05年東京モーターサイクルショウ

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とある営業案件を成就すべく、東京モーターサイクルショウの特別発表会に行きました。
すでにバイクには乗れない身ゆえ、バイク群をみても心ときめくことはなかったのですが、セミヌードに近い姿でがんばるキャンギャルたちにはドキドキします(写真はどっかのメディアに撮影される女性たち。パンツが見えていた)……

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関係者だけの展示とはいえ、ガラガラ(写真)。

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ドゥカティのお姉さんたち。いちばん右の人だけ目線外し。

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営業の合間に、話題のBMW 1200STにまたがってみました。ポジションはスリムで日本車のよう。しかし、RSとは違ってハンドルをいちばん高くした状態でも、かなりの前傾。当然、ヘルニアの私には乗れません。う〜ん、なんだかBMWっぽさが薄れたような……。顔つきはシャープで好きですが、ここまでスポーティにしなくてもいいような気がします。個人的にはRSのおおらかさが好き。というか、ヘルニアですから(どうせ、乗れないし)。

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私が乗れそうなバイクはこれ。GS1200。旧型より断然軽そう。

……さようなら、愛しいバイクたち(涙)。

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2005年03月14日

胸騒ぎの腰つき

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愛車LOVE子改めソービニョン号の第1弾カスタム が完了した……

押し引きの段階から、すでにフロントが軽い! 渋い動きをしていたサスが難なく動くのでびっくり。まずはタイアを暖めてから加減速を繰り返す。ウルトラ・スムーズな足回りに感激。なんだか乗り心地までもが良くなっている。特に卸しやすくなったその原因は、OHした前後サスのなめらかな動きもさることながら、D208TypeGに拠るところが大きいかも。

交差点をいくつか曲がり、外苑西通りのコーナーを軽く流してみると、それは確信に変わる。うん、いいぞ! メットのなかでニヤニヤしてしまう。思ったとおりである。タイアの仕事が把握しやすい。しかも怖くない。以前に履いていたメッツラーのME-Z1Racingだと旋回時に突然その存在感が消え、エッジの潰れ方を掌握できるまでに「空白の時間」が生じたのだが、今回は「タイアの上に乗っている感」が伝わってくるので、曲げるのが怖くない。そのうえ、ダンピングが効いているせいか、乗り心地までしなやかで気持ちがいい。

Fブレーキは、レバーを引いてから後の印象が好みのタッチになってきたけれど、まだパッドがディスクとなじんでいないのか、効きが甘い感じだった。いずれにせよ、時間が解決することだ。

エアフィルターを換えたことで、出足と中間加速がなんとなく良くなったかな、という感じだが、マフラーを換えたときほどの鮮烈さには至らない。でも、将来インマニとECUを輸出仕様に交換したら、さらに効果を発揮しそうなので、これまたグー。

総論すると、今回のカスタムにより走りがさらに楽しくなっていた。いや、もうメロメロである。しばらくバイクから降りるのがイヤだったほど後を引く。いやあ、ホント、このバイク、ますます好みの腰つきになってきた! チューニングしてくれたIさん、ありがとう! OHでこんなに動きが別モノに変わるとは、恐るべし。

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【写真はカスタム前なのだ】

ライダーの腰つきはどうかって?
うん、まだ痛むけれどバイクに乗れるくらいには回復してきました。診察の結果は来週に持ち越しだけれど、なんとかなるでしょう。一説では、私がバイクで腰を痛めたという噂が飛んでいるけれど、バイクとはいっさい関係ないよ!

Posted by koba at 23:58 | Comments (4) | TrackBack

2005年03月07日

愛車のストリップ

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愛車ソービニヨン号は、現在入院中。
乗り手は腰痛の最中、MRI検査待ちなんですが、先にバイクのほうが治療に取りかかっています。

今回の肝であるフロント・フォークとリアのベアリングのオーバー・ホールは着々と進行中の模様。
リアのリンク部のボルトが大変なことに。やっぱり、普段見えない部分から治癒していくことが肝要ですね。写真は、いつもお世話になっているショップからいただきました。

使用前
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使用後
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2005年02月19日

足回りを見ればバイクがわかる?

先日、リアタイアに釘が刺さってしまったため、はやくもタイア交換が必要となったLOVE子改め、ソービニヨン号のアップデートを計画。初回のカスタム・メニューは足回り中心を予定。見た目の変化はないが、確実に変化する渋いチューンを予定中……

・タイア → ダンロップ D208 type G

購入時に装着されているメッラーのME-Z1Racingだが(現在、絶版)、どうもこのタイアに関して自分はなかなかリラックスできない。実はむかしこのタイアを履いていて、走り出してすぐにコケた経緯もあってか、怖いのだ(といっても、冬の信州で時速5キロくらい。走り出して1分後、ふつうの交差点でぜんぜん路面を食わずにそのまま逝ってしまった)。ME-Z1Racingの剛性はかなり高く、温まればオン・ザ・レール感覚で曲がれるけれど、普通に乗っていると路面からの感触が希薄。快感のツボがピンポイントなので、とにかく温まるまでは心を許せない。……ということで、R750のサーキット走行時に履いて好感触だったD208 TypeGに交換。減りは早かったけれど、路面に対してヒターッと接着している感触が強く、強いブレーキングではフロントタイアが潰れている状態が掴みやすいので、安心感が高い。はたしてソービニョン号との相性やいかに?

・Fブレーキ → パッド交換 メッシュホースに換装

やはりノーマルのままでは、自分の感覚に対して効力の立ち上がりが弱い印象。それをもう少しソリッドな方向性で。パッドは好みのRK製。公道も走るので、低温から効くタイプに。

・リミッターカット

国内仕様につき、邪魔なものは解除。

・エアクリーナー

K&N製のものに換装。

・フロントサス

オーバーホール。今回のキモです。

・リアサス

加工をお願いしました。ロータリーダンパーはそのままで、もっとタイアの感触が掌握しやすい方向で。

全体としては、「怖くなく」「路面を舐める」方向で。前回にコケて外傷を負ったマフラーやカウルはそのまま。レオヴィンチのスリップ・オンを装着する予定だったけれど、絶版だって。不人気Q車の辛いところです。

Posted by koba at 20:08 | Comments (2) | TrackBack

2005年02月13日

俺たちの舟は、動かぬ霧の中を、纜(ともづな)を解いて

これはひどく個人的な話で、なおかつ、バイクにかかわることである。しかも、書く気すらなかったのだが、中毒者というのはハイになっていないときに、ハイだったときの体験を綴ることで、その飢餓を抑えようとするようだ。そんなわけで、つい書いてしまった。書いて、葬りさってもよかったのだけれど、幸いこんな話を読んでくれる友人がいる。そこで、投稿したのだが、はてさて……。

ぼくをただのバイク好きから、さらにその先に煌めく走りの世界に案内してくれたのは、K氏との出会いが大きい。K氏の背中を見ながら走っていたあの頃、それだけで楽しかった。何のテクもなく、理論も知らずに走っているだけで危険きわまりなかったが、それでも転倒しながら前を走るK氏を追いかけたことは楽し思い出だ。そのとき、K氏とそのバイクが会話しているふうに思えたし、K氏の背中からスピードが迸っていた。見たことも走ったこともなかったけれど、サーキットの匂いがした。それを体験するにつれ、バイクとはなんて奥深い世界なんだろう、と思った。その先のスピードを知りたくて、サーキットに通うようになったが、最後に転倒してからの2年間というブランクはとてつもなく大きくて、そのままバイクを降りる決意をした矢先だった。

肥満していく自分を発奮させるため(ホントは四輪がほしかったのだが、買えないので)入手したのだが、久しぶりに乗ったバイクはもはや自分が慣れ親しんでいた乗り物ではなく、さらに公道は恐怖がいっぱいで、どうやって走っていいやら見当もつかなくなってしまった。

しかし、先日コケてからの帰宅途中で、ある感覚を掴んだ。
その日のツーリングはとても気持ちがよくて、バイクの素晴らしさを思いだすには充分だったのだが、決定的だったのは、そのあと自分が感じたことだった。それは四輪やほかの乗り物とは違う紛うことなき差異であり、その瞬間にこそバイクだけがもつ快感が潜んでいた。そして、それはどんなに高価な四輪に乗っても到達できないところであり、安価な二輪でやすやすと手に入れることのできるプライスレスな桃源郷だった。そこには悶え死ぬほどの快感を感じたのだった。

ぼくはそのことを口にしないし、うまく説明できたとしても、だれにとってもどうでもいいことだろうと思っている。

ある夜、K氏と飲んでいるときにそれを伝えてみようと思った。
そして、K氏はそれを聞いて、当然のように甘受してくれた。
ぼくは嬉しかった。それは言葉にしたら当たり前のことで、同時にバイクに乗らない人からは、この人は何を言っているのかしら、と訝られることだから。でも、それが理解できたことで、自分はバイクを昔よりも好きになったと思う。

バイクを走らせる動作ひとつひとつを分解し、それを語ってみたり、またどうやったらもっとうまくできるのだろうかと悩んでいるとき、それは楽しかった。もちろん、めくるめく加速やほかのバイクとの抜きつ抜かれつというスリルなども含めて、バイクにはいろんな楽しさがある。乗らない人の多くは、風を感じるからいいねとか、その加速感や運動性能がいいのだろうと思っている。でも、最近理解できた簡単なことは、そういうことではなかった。あの頃、まったくわかっていなかった。転倒の理由がまったくわからず、何度も転んでいたのに、もっともっと低い速度でおっかなびっくり走っていて気がついた。

それを掴んでさえいれば、なんとかなるような気がした。それは自分への暗示かもしれないけれど、昔には感じ得なかったことだ。実は復活してから、バイクに乗るまえに今度はただでは済まないだろう、なんとか命だけはお助けを、と祈るようになっていた。強運が長続きするような気がしなくなったのだ。だから、一回乗っただけで、もう降りようと決意した。すぐにバイクを売り飛ばして、また普段に戻る。それでいい、と。

でも、先日のツーリングで自分は変化した。あの瞬間に身を置きたい、そして、その大きな安心感に身を置くのなら、なんとかなりそうだと思った。それは単に思い込みで、本当はやっぱりコケてしまうのではないかと、不安は完全にぬぐい去れたわけではない。でも、なんでだろう。こんなに恐がりになってしまい、しかもうまくバイクを操れないのに、自分は改めてなんとかなると考えている。

まったくもってメンタルな話である。だからこそ、漫画の『キリン』みたいに「こっち側」とか「あっち側」とかの話が出てくるのだろう。だからこそ、『湾岸ミッドナイト』はその絵のもつ雰囲気とは裏腹に哲学的な領域にまで作品世界を昇華させてしまったのだろう。

これから先、どうなるのかわからない。コケるときもあれば、コケないときもあるだろう。しかし、あの最高の瞬間を長続きさせるために、自分はこれからも走り続けたい。

話は変わるけれど、ぼくは前述の『キリン』の世界観を純粋にフィクションとして楽しんできた。でも、『湾岸ミッドナイト』と『バガボンド』はそうではない。読んでいると、「うん、うん」と頷いてしまい、「これだよ、これ! なんでそれが理解できて、しかも絵にできるのだ!」と著者の天才さに平伏してしまうことが多い。クルマが出てくる『湾ミ』はともかく、なぜ宮本武蔵の『バガボンド』と思うかもしれないが、佐々木小次郎が登場するまえの『バガボンド』は、バイクが出てこないバイク漫画だとぼくは考えている

『バガボンド』でいちばん好きなシーンは、若き日の柳生但馬守と胤栄がその師である上泉伊勢守秀綱と勝負するところだ。五十歳を超える上泉伊勢守に、日本一の剣豪を目指して気合い満々の柳生但馬守が打ち込むのだが、上泉伊勢守の殺気のなさと静けさに飲み込まれてしまい、あっけなく柳生但馬守は剣を取られてしまう。何度やっても、二人は一本も打ち込むことすらできず、柳生但馬守と胤栄は、そんな上泉伊勢守に教えを乞う。上泉伊勢守は彼らの前に座して柔和に語る。とても感動的な場面だ。


わが剣は天地とひとつ。
ゆえに剣はなくても良いのです。

     『バガボンド』井上雄彦/原作 吉川英治

そんな話とバイクがどうつながるか、うまく自分でも説明できないが、スポーツや武道はある時点より、言葉としての抽象度を増し、しかし、それは同時にクラリティ(明瞭さ)に従うのかもしれない。それは入り口でもあり、同時に解答でもある。

Posted by koba at 23:45 | Comments (4) | TrackBack

2005年02月10日

バイク乗りというだけで……

「kobaさん、バイク乗ってるんですか?」と話しかけられることが多いけれど、だいたい次の質問は決まっている。「なに乗ってんですか?」と。ここまではいい。順当だろう。でも、ぼくの疑問は、多くの人は知らないのになんで聞くのかな?ということ。

バイクといっても、スクーターからオフロード、オンロード、アメリカン、モタード、レプリカほか、国内外あわせたら相当な数になる。電話帳くらいの厚みをもった「世界のバイク」なんて本があるくらいだ。そのなかから、「なにに乗っている」のかピンとくる人間はぼくと同じくらいバイクが好きなんだろう。
でもね、質問する人ってたいがいバイクには無知なんだ。ここで、なんて答えてほしいのだろうか。きっと「ハーレー」「ドゥカティ」とう有名舶来メーカー名を出せば、ピンとくるのかもしれない。「ああ、アレね」とか。
「アールワン」「アールナナハン」「ダブルズィーアール」「ハヤブサ」「エフフォー」「ラプトール」って答えて、「ああ、そうですか」と納得してくれるわけでもない。結局、「わからないや」で終了。なら、聞くなよ、と言いたいのだが、グッとこたえる。

しかし、わからないのにもかかわらず、さらに踏み込んで排気量を聞いてくる人がいる。排気量? なんで? なんか意味あんの? 大排気量だと偉いとか? むかしに某ファッション誌の編集をしている業界人に排気量を聞かれ、「1200」って答えたら、「ああ、安心しました。600とかじゃなくて、すごいじゃないですか」と。やっぱり、こいつはダメな業界人だと思いました。なあんもわかっちゃいないと。

だから、聞くな。おまえら。頼むから。

と、いつもムカつくのですが、「まあ、まあ、いいじゃない、社交辞令みたいなもんだから」と心のなかで一人の紳士がなだめるわけですよ。

でもね、まったくバイク知らないならともかく、「ぼくも(わたしも)バイク乗りなんですよ!」と目を輝かせながら、車種名を聞いてくる人がいる。「言ってもわからないと思うよ」と前置きしても、「よほどレアでない限り、わかりますから」と答える。でもね、わからないんだ。よほどレアでもなんでもない国産車なのにさ、ちぇっ!

前述したけれど、バイクにはさまざまな種類があり、「同じバイク乗り」といっても、「あんたのバイクは、まったく別ジャンルで興味もないわ、んなもの」というバイクも存在する次第。でも、心のなかで一人の紳士がなだめるわけですよ。「まあ、まあ。同じバイクを愛する仲間じゃないか、二つのタイアとエンジンがついていれば、仲間として素直に受け止めてあげようよ」と。

さらに、まったくもって違うジャンルにもかかわらず、「ツーリング行きましょう!」と言われると、かなり困惑するわけですよ。あのぉ、スピード差が合わないんですけど。きっと楽しくないんですけど(こっちがね)。
ということで、同じバイク乗りを「バイク」という一大ジャンルの言葉だけで受け止めるには、まだまだ大人になれないぼくでした。すみません。

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2005年02月06日

西湘バイパスの真ん中で愛を叫ぶツイン

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前回、2年半ぶりにバイクに乗ったら、怖いのなんの、バイクを置いてタクシーで帰宅しようかと思ったほど、再デビューは暗澹たるものだった。
そりゃま、公道とは比較にならない全開具合でサーキットを走っていたし、膝もズリズリ擦っていたから、公道に復帰しても、まあ走らせることぐらいはできるかなと思ったけれど、まったく別ジャンルの舗装路だということに気づいた次第。いやあ、すみません、って誰にともなく謝ってみたけれど、買ったんだから乗らなきゃ「もったいないお化け」が出そうなので、さっそく跨がってみたんだ。

先日とはうってかわって、本日は最初から気持ちよく、超寒いはずなのにLOVE子のやつ、意外と温かくて防風効果が高いことがわかった。また少しづつ、LOVE子が乗り方のコツを囁く声が俺の耳に聞こえてきた。前はなにも聞こえなかったのに。どうやら、波長が合いはじめてきたようだ。
「違うの、そこよ、そこ。そこが敏感なの。すぐにやめないの! はい、そこでお尻を出しなさい」とか、なんとか。さすがLOVE子だ。そうやって、7年前も手ほどきしてくれたっけな。西湘バイパスでは、LOVE子のズンドコ・パルスが尾骶骨から脊柱のてっぺんまでを直撃し、それが快感で、「ああ、いい〜」ってな感じでハイになってしまいました。

でもねえ……

……はい、コケました。

自分は正直太郎なので、隠しだてしません。えっへん。どうだ、参ったか(涙)。
ヘアピンのスピードが乗らないところで、泥にハマってすってんころりん。ああ、もう煮るなり焼くなりしてくれ! 救助してくれたWIと見ず知らずの方、どうもありがとう。先頭のT、ごめん。待てども来なかったのは転んで青空が見たくなったのね。
原因は、ライン取りのミス。素人並みになっちゃいないようです。恥ずべき失態なり。いやまあ、体は無事です。心がちょっと(いや、かなり)痛いだけさ。
さっそく、ライテク本で「ヘアピンのライン取り」を調べなきゃ。

まあ、それはともかく、帰宅途中にはタイアに釘が刺さるなど、踏んだり蹴ったり。もうバイクに乗るな、家で寝ていろというお告げかもしれません。それとも、LOVE子以外に浮気を考えていたので、それを察知されたかもしれません。

さて、私のことはともかく、突然ですがインプレの時間。今回は友人のWIが新車ショウを開催。さっそくレポートしてみたいと思います。

1)ムルチストラーダ(ドゥカティ)

実は前述の浮気相手はコイツ。LOVE子も怒った? 
基本的にムルチストラーダのようなマルチユース・バイクって好きじゃないんですよ。ぜんぶいいところ取りなんて、虫がよすぎと考えるわけですね。男は黙って前傾姿勢かつ、バイザー越しにファイトォ一発、前輪過重でしょ? ……それはともかく、最初は「どうせ、見た目どおりに乗り易いいいバイクでしょ、フン!」って思っていたら、スゲーびっくりした。うん、イイ! でも、ただのイイ!じゃない。とてもドカがつくったとは思えない完成度。いや、いいよ、アンタ! うちに来い、俺についてきたら嫁にしてやるっぺよ! って口説いてしまいました。いやあ、なんというか、理想のコーナリング。理想のトラクション。怖くなく、難しいことなく、ガンガンいけるウェポンだな。ミサイル・ボタンを探しちまったぜ! こいつが欲しいという人、ぜったい買ったほうがいい。見た目以上に凄いと思う。これ、マイ・バイク・オブ・ジ・イヤーね。

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栄光のMHRの背後に控えた赤いヤツがムルチ。変身しそうなバイクだ。

2)T-MAX(ヤマハ)04モデル

だいぶ前に初代モデルに試乗したことがあって、新型がどう変わったのか興味津々だった。
以前よりトルクが増えていて、パワーの出方がシャキッとしている。インジェクション化が効いているよね。しかも、過剰なくらいに左右に倒れる。リア過重重視という点で、ヤマハ・ハンドリングはこんなところにも継承されているとみた。
しかし、過激なのは、その倒し込み。これはもはや演出に近いのかもしれないけれど、まるで起き上がり小坊師。左にペタっ、右にペタっ。両手だけの操作で、ここまで走れてしまうというのも、なんだか、全身舐めリップ性感というか(行ったことないけど)、徹底したフルサービスぶり。

「おい、お茶!」って言えば、「はい!」って出てくるわ、「おい、峠!」「はい!」ってな感じで、左右にペタペタ寝てくれて、「旦那様、そろそろ抜いておきますか?」って股間に手を伸ばしかねない、よくできた乗り物。しかしね〜、ここまでやられるとなんだか、ほら、ラクしすぎで堕落しそうな気ぃしない? しないか? まあ、しない人なら、絶対買いです。名付けて、「峠の起き上がり本舗」。

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……とかね、人様のバイクについてはあれやこれや書くんですけど、自分のバイクについてはいまひとつ乗り方がわからず、模索中です。超ヘタレです、ごめん。

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2004年12月26日

愛人LOVE子への手紙

ぶろろろろ〜ん、ぶろろ〜ん、どるるるるる……

LOVE子よ、一度はオレの移り気により別れてしまった、お前。
イタリア女性のような浜松出身のLOVE子。うなぎパイが大の好物だ。ミニスカを履いて、パンチーをみせびらかすような日本人離れしたお前。世間の受けはイマイチだったけれど、高貴な存在のお前にとって、燃費を気にした凡人どもの評価なんてどうでもいいだろう。

初めて会ったのは97年。オレにはお前が2人めの女だった。
お前は強烈で、どう乗りこなしていいやら手を焼いたもんだ。わがままで、何をするにもお願いしなきゃならなかった。「お願い、曲がって!」「お願い、Uターンさせて!!」「お願い、言うこと聞いて!!!」

でも、ツボにハマったら、もうお前の虜さ。激しい腰使い。オレはもうメロメロ。あんなに締るとは! あんなに激しいとは! 峠では何度イったことか!!
オレがお前を手放そうとしたのは、もっとラクしようと思ったからだ。でも、その後10人くらいとつきあっても、一度もお前を忘れたことはない。オレの理想のコーナリングは、お前の腰使いなんだから。

そうさ、LOVE子、おまえとのアレが忘れられない。引きずったまま生きてきた。
オレはサーキットに行けば、おまえを忘れられると思った。
でも、その逆さ。
よけいにお前を思い出したよ。
LOVE子だったら、こうだろうとか、そんな想像ばかり浮かんだよ。
その後、オレは激しい乗り方で、いろんな女を壊してきた。前の女なんか全損だ。骨までいっちまった。オレも健康を損ねてしまった。そして、女をやめたんだ。

当時、あんなに激しくて、オレには疲れると思ったお前がいまでは癒し系にすら思える。
オレに、スポーツライディングとはなにかを、その基礎をみっちり調教してくれたLOVE子よ、オレは7年過ぎて、やっとお前の本質を理解したんだ。

でも、LOVE子よ、オレはヘタレになっちまった。萎えて、もう立ちもしない。
来年は前厄だし、再来年は本厄なもんで、風水師も再来年は気をつけろって。もしかして、再びお前にめぐりあったオレはどうにかなっちまうのか?
オレはお前を壊したくない。もう二度と手放したくない。でも、天国にはまだ逝きたくない。
とにかく、オレに言えるのは、オレがお前と別れてから理解したこと。

お前が最高。歴代の愛人ナンバーワン。もう一度、萎えたオレを導いておくれ。

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2004年12月24日

歯が立たないとはこのことか……

惨敗。大負け。みじめ。超ダメダメ。向いていない。

そう、これがバイク復帰初日の感想。無事に帰宅できただけでも、めっけもんだけどね……

すんません、怖くてバイクを寝かせませんでした。

峠に入ると、シートの上でお地蔵さん状態。身体が言うことを聞かない。また、久しぶりの公道なので、落ち葉を見ただけで、やる気がそがれて、もう初心者よりも遅いタコ走りでした。
自分でも驚いたけれど、あんなに大好きだった峠が怖くて、怖くて。走り方すらわからない。まだ高速コーナーのほうが、なんとか走れるけれど、低速で回り込むヘアピンとか、いつ滑るのだろう、という恐怖と戦うので精一杯。

あ〜あ、これが転倒のトラウマなのでしょうか。
身体がマシンを引き起こしちゃうんだよね。これ以上寝かせられないって、バイクを立たせちゃう。クリッピングもめちゃくちゃだし、目線も先を追うのが怖くて、走りの組み立てもなにもあったもんじゃない。ビギナーの頃ですら、まだマシな走りだったような。

完敗です。

なんで、この怖いだけの乗りものが愉しく感じられていたのか? なんて自問しちゃいました。すでに売り飛ばすことまで考えたくらいです。いや、マジで。

でも、転んでもタダでは起きたくないので、なんとか立て直します。いや、寝かさないと。

写真は友人のベベル(左)と記念撮影。新旧ツインでのランデブー。つきあってくれて、ありがとう。たぶん、ソロだったら途中で降りて、タクシー呼んで帰っているところでした。とほほ……。

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