2004年06月13日

連作小説(1)『ソフトウェア』

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夢をみた。
俺は空から見えない糸で吊るされて、世界中を眼下に見下ろしながらぐるぐると旋回していた。
そのとき、お前が見えた。
お前は道の端に立ち止まって、空を見上げていた。
ほかの連中はほとんど下を見ながら歩いていたのに。
お前は俺に微笑んだ。
俺はお前の頭上で大きな弧を描き、そうしたくはないのに、またもお前を見失う。

その日、お前には天使が見えたはずだ、と信じたい。
すぐ近くには天国の安らぎが横たわっていたはず。
これも、そう信じたい。
でも、すべての嘘や苦痛のあとでは、そんな不合理な話はどちらとも受け入れがたいだろう。

*  * 

俺の別れた妻は、俺に出会う前貞淑な女だった。
俺がいろいろと教え込み、快楽に貪欲な回路を開いた。処方は与えなかったがね。
妻は俺の不在時に若い男を連れ込んだ。行きがかりの過ちだったが、それは許しがたいものであった。

妻の浮気を知った俺は、ある夜、力づくで妻を犯そうとした。
いつかの夢で見た、空からぶら下がっているもう1人の自分が窓の外からそれを見ていた。
俺は妻に罪の償いをさせようし、妻を性具のように扱うことに決めていた。
しかし、人間には感情がある。
そう、そのソフトウェアは書き換えが面倒なので厄介だ。

俺は若い男を受け入れた妻の気持ちを理解したかったのだが、そのためには若い男となって彼女を犯すことをシミュレートする必要があった。
他人から見た妻。やりたいだけの若い牡から見たオンナとしての妻。
……疲れた口角の皺、若いときにはもっと尖っていた乳房、肩のぜい肉、3年以上履いている黒色のパンティ……それらに新たな意味を与えたかった。
俺は妻の上に跨がった。
寝巻きと一緒に強引に下ろしたパンティのなかに指を入れた。陰毛をかき分け、股間に指が触れたが、当然ながらそこは濡れているわけもない。
妻は目を見開いた。
そこには俺の絶望が映っていた。
彼女は俺を憐れんでいた。
彼女は俺の首に腕を回して言った。
「いいのよ、やってちょうだい」。
俺は泣いた。
そして飛び下り自殺について、しばし考えた。それは、はるか地平の向こうの虹のように思いを馳せるだけの対象であり、なかなか到達できるものではない。

その晩、俺は車のシートに横たわり、ずっと起きていた。
午前5時頃、家の前の駐車場から寝室の窓際に灯る淡いライトがカーテン越しにスッと消えるのがフロントウィンドウ越しに見えた。

*  * 

それよりかなり後、俺は妻に内緒で逢い引きを重ねていた女子大生に、フェラチオを教えた。
他人の不義は許しがたいが、自分の不義には母なる海より寛大なのはどうしたものだろう。
女子大生とは1年つきあい、その後はどちらも連絡を取ろうとせず、自然に関係が消滅した。
最後のデートはよく晴れた日の公園で、ブランコに腰かけて環境問題について語りあった。その後ラーメン屋でトンコツスープを啜り、新宿駅でキスをして別れた気がする。

いま、この世界のどこかであの女子大生が誰かのペニスをくわえている姿を俺は想像する。その可能性は極めて高い。そして、俺はそれを想像する度に滑稽な感情が己のなかに浮かび上がるのを禁じ得ない。なにしろ、その想像に情慾すら感じる始末なのだ。
しかし、あとからじんわりと悲しさが込み上げてくるのはなぜだろう。

男の性欲は川のようだが、女のそれは深さを知らぬ井戸のようだ、と俺は思う。
川はどこにでも流れていくが、井戸は汲み上げられるのを待つかのように地下でこんこんと涌いている。

*  * 

アルキメデスはそれまで同一と思われていた人間の体液を四つに区別した。
粘液。
血液。
黄胆汁。
黒胆汁。

俺はまだ愛という感情を区別していない。
あれは喜びなのか、憎しみなのか、孤独なのか、喪失なのか。

ソフトウェア(2)

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2004年06月09日

ロワールの洞窟

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私の職場は洞窟だった。
外に出るときは昼食時だけで、そのときにはサングラスをかけた。
洞窟は城の地下にあり、その深さと長さにおいては地表にある城の容積をはるかに超えている。洞窟のなかに入ると、太古からの湿気が鼻をつくが、地下にこもってしまえばそれもすぐに気にならなくなる。
ただ、狭い場所では常に腰を屈めないとならないので、再び立ち上がろうとすると膝から下が麻痺することが多々あった。

職業病だろうか、瞳が光に対して鋭敏になり、いまではランプの明かりですら突き刺さるように痛い。塵が多いため、作業中は常に防塵マスクをかけなければならない。そのためか私は滅多に喋らなかった。防塵マスクを外して喋ろうとすると、その声帯は空気を震わせるには弱々しく、もはや私は自分の声がどんなふうだったのかすら忘れている。

私は作業の合間に、脚立をもってきてそのうえに座り込み、私の長年の職場である洞窟をしばし見渡した。あなたも見ることができるだろう。闇に目が馴れれば、そいつに気付くはずだ。静けさというのは不思議なもので、まるで質量を伴っているかのようだった。半径1キロほどの大きな塊のような静寂が眼前に横たわっていた。

あるとき、本部から若い女性が転勤してきた。
彼女は昔パリ市内の街頭で見たことのあるテレビというものに出演していた女性のようだった。無口でなにかできるわけでもないが、女というだけの理由でただそこにいるだけの存在。私は彼女を送り込んできた本部を恨んだ。

その女性は私の仕事ぶりを理解しているようだったが、必要以上のことは何一つしなかった。本部から「それ以上はするな」と命令されているのか、それともただの能無しか、私はそのどちらも正解だと思う。

やがて転勤してきてから3日後、彼女はついに私に対し、仕事以外の話を切り出そうとした。それは陳腐きわまりないものだった。
私は、それを聞いて「やれやれ、やっと能無しの本領発揮だぞ」と思ったね。
彼女は私にこう尋ねたのだ。
「この仕事はいつ終わるのですか?」

それは普通の職場なら交わされても別段不思議ではない質疑だったが、そこが洞窟であり、もう何十年も、いや正確には何世紀にも及び私の職場だったため、彼女は配慮を欠いていた。やはり、能無しは未来永劫に能無しなのだ。

私はその質問を無視して、はるか遠くを見つめた。
そこには長年の知己ともいえる沈黙が存在した。
ところで、いまの質問は能無し特有の気まぐれさから鋭い点もついている。なぜなら、私はこの仕事の進行具合をどのくらい把握しているのか、私自身知らないのだから。

私は自分の父親が小さかった私に教えた言葉を思い返した。
「いいか、人間の大小は、その人間が選んだ仕事ですべてがわかるものだ」
若き日の父は彼の子ども〜つまり私だ〜に言い聞かせた。
「私とおまえの仕事は、いずれ終わるときがくるかもしれない。しかし、そんなことを考える必要はない。なぜなら、そのときには私もおまえもこの世にはいないからな」

父はこの洞窟を職場としていた。そして、私もその跡を継いだ。
父はいつも私に語っていた。
一生の間で完成を目にするような仕事は、小人の仕事なのだよ、と。つまり、私たちの仕事は私たちが死んでも完成しないだろうし、またその先もわからないのだ、と。

私が彼女の問いに答えなかったせいか、気まずい沈黙が流れた。
それは洞窟の沈黙に餌を与えるようなものだった。
やつは隙を見せるとすぐに肥大化して、やがて私たちを食ってしまう。
私は自分の唇に人さし指を立て、彼女に「しぃぃ」というゼスチャーを送った。
怪物にこの沈黙を知られたら、まずいことになる。
しかし、沈黙を知られてはならないために、黙するというのも妙な話だ。

彼女はその沈黙を別な意味で隠してくれた。それは、いまにも泣きだしそうになったからだ。
私は泣く女というのを初めて見た。
顔が崩れ、なにかが崩壊した。
目から水滴が溢れる。
その顔を初めてじっくりと見たが、改めて彼女の顔が美しいことに私は気付いた。写真でしか見たことがなかったが、私の母に似ている気がした。
私は本部が何を企んでいるのかがわかった気がした。つまり、彼らは私がまた私自身の子どもをつくり、その仕事を継いでほしいと欲しているのだ、と。

私は半ベソをかいた彼女を無視して、自分の戻るべき場所に戻った。
そこは洞窟のなかでも沈黙が侵犯できない唯一の場所だった。
割と広めの場所で、人間の腸内にある食道の少しだけ膨らんだ小部屋に似ている。
そして、そこには沈黙とは別種のものが満ちている。
海から拾ってきた箱がたくさん散らばり、そのなかには数えきれないほどの手紙が入っていた。
私は仕事の手を休めると、ときどきその手紙を読みふけるのだった。
そこにはたくさんの人間の手記があった。
恋人にあてたもの、家族にあてたもの、自分自身にあてたもの、管財人にあてたもの、神にあてたもの、だれにあてたのかわからないが自分以外のだれかにあてたもの……。

箱を開けると、潮の香りがする。むかし見た海が眼前に広がる。
水色のペンキが剥げかけた古い家。その潮で痛んだ旧い樫の木のドアが鈍い音とともに開く。水鳥たちがその家から飛び出し、私の洞窟を飛び交う。

私が手紙にすっかり熱中していると、背後に彼女が近付いてきた。
彼女はもう泣いていなかった。好奇の目で私と目の前の箱を見つめていた。
次に私は彼女の豊満な胸に気付く。
やれやれ。

その夜、私は沈黙に問うた。
間抜けな質問だった。いまでは私が能無しとして、ここに佇んでいる。
どんな質問だったかって?
あんた自身の存在に「なに?」「なぜ?」「いつまで?」「なにを?」とつけてみればいい。

沈黙はすべての問いに対する厚い壁のように、私の前を阻んでいる。
私の問いは草野球の凡打のように打ち返される。
そして私は再び自分の人生の囚人となる。

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2004年04月24日

お父さんのための週刊誌裏読み講座2 会員誌編

いなさん、こんちは(by S・セガール)。前回に続き、ここ西麻布のレッドシューズでは今宵もギョーカイ気取りでおなじみ、例のコラムのバカ2人組(1人は丸井ヤング館で買ったDOMONの安いジャケット、もう1人は大丸で大安売りしていたアルマーニ風スーツに身を包む)がなにやらひそひそ話。話はちんぷんかんぷんでしたが、神妙な顔をしていたのでテープ起こしして掲載してみました……

◆「選択」の選択

K' 「選択エージェンシーにガサ入れがあったね」
K 「うん。すでに報じられた以外にも今後、いろんな話が出てくる可能性はあるだろう。『選択』編集長の阿部氏解任後の出来事だったので、『選択出版グループVS元編集長』という構図も喧伝されているね。しかし、事態は内輪もめを超えた展開に。阿部氏は家族を含めて脅迫されたため刑事告訴を行った」
K' 「阿部前編集長を脅迫とは……(絶句)。“虎ノ門のビンラディン”として鳴らす硬派ジャーナリストだよ」
K 「ところが記者会見で脅迫の容疑者は不肖とされているのだが、選択エージェンシーのHPにある文からは、脅迫者はまるで元身内のようにも取れるのだが……。この際、『選択』は自社関連企業の不祥事について知り得ることをすべて書くべきだね」
K' 「興味深いのは、4月号の次号予告に『“偉人の晩節 引き際の研究”を開始します』とある。同号では古河電気工業会長の辞任について褒めている。つまり、『古きよき時代の財界人は引き際を心得よ』というメッセージだ。だれに宛てられたものかはすぐにわかるよ(笑)」
K 「日経本紙が得意とする手だよね。鶴田前会長の老害について直言できないから、記事にかこつけ見出しなどに忍び込ませる。でも本人に伝わらなければ意味ないんだが……」
K' 「ある種、メディア企業人の心の叫びと言えるだろう。それに阿部氏解任後の編集部は阿部氏の直系スタッフによってきりもりされていたらしい。最後まで支えていたデスクまで放逐されたと漏れ伝え聞くよ。もし掲載されたとしても、阿部氏を指弾する記事になるのでは? 一部では媒体の売却説まで出ているほどだ」
K 「ああ、某宗教団体が売却先ではないか、という噂だな」
K' 「それはガセって話だよ。取締役の1人が某団体と昵懇の新聞社OBだからだろう。そんな噂がたつのもメディアとして“威力”があったという証左だ」
K 「阿部氏については、一部で自作自演説まで出ている。刑事告訴が受理された時点で、その説の信ぴょう性はかなり薄いと思うけれど……。言いだしたメディアは奇しくもアンチ阿部派に与しているのだが……」
K' 「いずれにせよ、われわれ読者は『選択』の選択を気にしているんだよ。盗聴屋・武富士が山岡氏たちを提訴したとき、嘘コメントをいけしゃあしゃあとHPに載せていたよね。だから、いまどきHPの一方的な説明程度では不十分でしょ。定期購読者でもつ『選択』なんだから、サンクチュアリ・シリーズで“聖域”JRAを追求したときみたいに、雑誌にとって最高のサンクチュアリ=己自身を取り上げるべき。すでに公知の事実なんだから、黙殺を決め込んでいるほうが変だよ」
K' 「作り手が不在だと仮定したら、それも難しいねえ。今後のアウトソース先が気になるところだ。知的な雑誌からいきなり事件屋雑誌にならないことを祈るのみだが」

◆フォーサイトは週刊新潮アッパーに 

K 「とはいえ、ここまで硬派というか、社会の恥部を抉る雑誌が自滅していくのは、どうなんだろ」
K' 「もう週刊新潮だけが頼りだ(笑)。いや、冗談だけど」
K 「それを数年以上前に言っていたら一笑に付されていたかもしれないが、文春がアレだから、いまはリアリティがあるよ」
K' 「書いている中身についてはともかく、熱いよね。“右のウワシン”と異名をとるほどのことはある。文春には政治的な配慮を窺わせる記事が増え、一方で女性読者の目を気にしているいま、双子の片割れ(ウワシン)を失った新潮のイケイケ度はすごい。発行社の経営先行き不安から逆ギレ暴走している、という説もあるが、同社のフォーサイトなんか国際派気取りをやめて、『選択』が迷走している隙にそのポジションを狙ったほうがうまくいくかもよ。つまり『週刊新潮アッパー』!」
K 「ただ、東京地裁じゃ、新潮社が被告だと聞くと裁判官の心証は真っ黒じゃないの(苦笑)。読者的にはいまの路線がキター! って感じだけれど、ぜひ記事の質とモラル向上をはかりつつ、売文屋全体に向けられた司法の悪感情を氷解していただきたい」
K' 「どこかの保険会社が名誉毀損による損害賠償請求裁判向けの保険を売り出していたが、日本も欧米のようにそれを導入する社が増えるかも」
K 「ところで、休刊したウワシンは人権派っぽい主張もしていたけれど、不思議なのは話題にしている本人に直接取材をかけない点だよね。人権無視じゃん(笑)」
K' 「いや、だから面白いんでしょ。それをわかっていて読むのがオトナだけれど、今後はそういう楽しみを伝授するオトナが少なくなるし、その前にメディア自らが訴訟を起こされるのがオチだ。昔ウワシンは「便所の落書き」呼ばわりされていたのに、ネットの普及によりその地位は便所じゃなくて、高速道路の落書きくらいに底上げされてしまった。振り出しがカストリ系で、上がりはクォリティペーパーまで持ち上げられた希有な媒体だよ。資産が目減りする前に休刊とは、エグジットとしては見事です(拍手)。見事な“勝ち逃げ”を行ったという理由で、『資本家・オブ・ジ・イヤー』に岡留編集長を推しておくよ」

◎この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(嘘)。

「お父さんのための週刊誌裏読み講座」

「怪しい坊主が裸の女優に施した性の秘技報道へのお願い」

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2004年04月15日

丸投げのなにが悪い

組織マネージメントとして、丸投げは正しい。後継にリスクを負わせ、自身で育て刈り取らせる。これぞ、究極のOJT。
育つか、潰れるか。その程度で潰れる奴なら能無しなので潰れてよし。
石原大臣なんか親の七光りだけでなんの実力も資質もない三流役者だったが、やっと人様並の苦労を得て、ロマンスグレーが板に就いてきたではないか。

ということで、小泉サンの丸投げがなにかと批判の的になっているが、そもそもトップが現場の子細に通じる必要があるのだろうか……

ちまちまとディテールに関与し、国政自体が疎かになっては身もふたもないのではないか。さらにトップがリスクを丸投げ分散させなければ、あれだけ腐った組織の改革などは不可能だろう。そりゃ、もうちっと関与しているフリでもしたほうがいいのだろうが、そしたら今度は『現場にすべて任せて、美味しいところばかりもっていく』と批判されるだろう。なにをやっても何か言われるのだから、そりゃもう丸投げだろ。それっきゃない。

小泉サン自身にとってもリスク分散は、名声を債権とした場合の当然のポートフォリオ化だ。多くの人間は組織に守られ、自尊心だけ肥大化した使えないクズばかりだと推測されるので、丸投げ=悪といった構図が好きかもしれない。が、実は丸投げは究極の人材育成である。敵をつくれ、敵はおまえを育てる。コストを知れ。締切をつくれ。ノルマをもて。無駄を省け。失敗したらキャリアはないと思え。

ぐるりを覆われたなかでいったい、どんな事業や改革が断行できるのか。オレは丸投げをしないで、働くお父さんの背中を通じて、大企業では相手にもされないボケチンどもに“働くということ”の温度を伝えようとしたこともあるが、そんなものはテレパシーでもない限り伝わらない。稀に伝わる奴もいるが、たいがいの奴は強制しない限り、自分から己のキャパを押し広げもしない。「向上心の塊です」とは初対面だけでの社交辞令であり、ちょっとなにかできるようになるとすぐに増長するんだ。

もう、丸投げしかない。昔のように悠長な時間などもてない社会なのだ。丸投げで速効育成。社会を水平にしか見たことのないロマンチックな奴は上位構造に思いを馳せもせず、己のスィフアの調和のみを良しとする。これぞ停滞。弱肉強食社会のボケチン。丸投げに値しない奴は、飲み屋で永久機関のようにクダを巻き続けるだけだ。

……と書いてはみたが、丸投げするほうも飛躍が必要なんだよね。ボケにいきなり任せられないしさ。だから小泉サンはなにも考えていないか、すごいのかどっちかさ。

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2004年03月13日

「怪しい坊主が裸の女優に施した性の秘儀」報道へのお願い

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先週木曜発売の「週刊文春」(以下、文春)年3月18日号の記事「怪僧小野兼弘が若村麻由美に施した性の『秘儀』」を読んだけれど、風邪で頭がボオッとしていたせいか、なにが記されているのか意味がよくわかりませんでした。

興味ある方は、お手元にある文春の30頁を開いて、4頁ある当該記事を通読してください。

この記事の日本語、わかりづらくないですか?
でも、今回の記事は面白そうだったので、二度、三度がんばって読み返しました。それでなんとなく意味がわかったような……。
しかし、多少の労力を強いられたので、次回からは私のような読者でももっとスムーズに読めるよう、編集部には進言しておこうと思います。

まずは基本的なお約束から。
当該記事の冒頭文で、小野兼弘についてはただ教祖としてしか記載されていません。話が半分以上進んだあたりで、はじめて「釈尊会会長・小野兼弘」と出てきます。なるべく初出のときに肩書きを提示してください。釈尊会という名称はわかっていますが、小野兼弘というフルネームで覚えているわけではないので、お願いします。

さらに筆者と小野との関係性についてなんの説明もないまま、「私」という主語が突如出てきますが、事情がよく飲み込めません。三人称で進み始めた記事なのに、「私(筆者)」が突然、登場します。初出時にはまず、「私」と小野の関係から記載してください。それとも、説明抜きに「私」が語れるほどこのジャーナリストは著名なのでしょうか。きっと私が無知すぎるのでしょうね。

さて、以下はもっとも肝要な部分です。いちばん意味が取りづらいパラフレーズは以下です。
ここがこの記事の筆者(ないしは、編集部との共著かはわかりかねますが)特有の言語感覚というか、難解な文体の悪癖を象徴していると思われる部分です。サンプルとして摘出しておきます。


そう、実は今や小野の妻としての幸せの絶頂にいるであろう若村は、四年前、渡辺が由美子夫人に若村との関係を告白し、その由美子が小野に2人の間を裂くよう相談を持ちかけ、そして私がその小野の手引きで由美子に会い渡辺の女性スキャンダルを聞かされてまもなく、この小野の忌わしい性の儀式の洗礼を受けていたのだった。

これ、日本語が変ではないでしょうか。
意味の構造としては、4つの域から成立していると思われます。僭越ながら私が整理しておきます……

このくだりは、冒頭42行目。話がはじまってすぐです。段組みでいえば、2段目の半ばくらい。

1) 4年前、渡辺謙は女優の若村麻由美と不倫交際を渡辺の妻・由美子夫人に告白した。

2) 由美子夫人はその告白を聞いて、小野(釈尊会会長)に対し、「渡辺謙と若村麻由美との仲を裂くように」と相談をもちかけた。

3) 小野(釈尊会会長)はジャーナリストの「私(筆者)」に、渡辺謙につていの女性スキャンダルネタをタレこんできた。

4) 3の事柄が起きていた時期(4年前)、実は若村は小野(釈尊会会長)から裸で性の儀式を施されていた。

ふぅ……。
こんなたくさんの意味を、ひとつの文章に句読点だけで持ち込むのはやめておいたほうが無難です。

文章面についての話はもうオシマイにしましょう。そのほかにも気になる点は多々ありますが、指摘しだしたらキリがなさそうなので。

今度は、事実関係として挙げられるデータの摘出について書きます。その目指すところがよくわからないので、整理をお願いしたい次第です。

00年、由美子夫人が世田谷区内のすし屋さんほか、知人たちに無心をしたとされる金額の総額は、6795万円と記事には記載されています。その後、由美子夫人はそのほとんどを踏み倒したとも書かれています。
そして、その後65行目には……


この四人の愛憎劇のもっとも本質的で重要なファクターは、不倫騒動ではなく、その背後でやりとりされたのべ四億五千万円もの巨額のカネがいったいどこに流れていったかということだ。

ここで突如、4億5000万円という数字が提示されるのですが、まさに青天の霹靂です。
あのぉ……、この数字はどっから出てきたのでしょうか? そして、その前に述べられた6795万円との連関がわかりらないのですが……(汗)。

記事はその後、由美子婦人の通帳に残ったログを示し、由美子の口座から小野の口座へと振り込まれた額を綿々と綴ります……


ところが翌二000年には一年間でおよそ一億六千八百万円、しかも五月まではわずか二百万円しか振り込みはなく、ほとんどが六月以降に小野の口座に振り込まれたものだった。

00年に振り込まれた額から5月までの振り込み金を差し引くと(由美子夫人がすし屋さんたちから借金したとされるのは6月以降なので)、先に提示された00年6月に由美子夫人が借金したとされる額面6795万円よりも、およそ9805万円多いじゃないですか。う〜む、それはどこから出てきたんだろ?  調べがついていませんか? 

どうやら、筆者は列挙した数字からなにかを導きだそうというわけではないのでしょうね。でも、私としては読んでしまった以上、気になるわけですね。
もしかしたら筆者は、「由美子夫人の借金についてはだいたい掌握していて、小野の口座に渡ったこともバレていますよ」ということだけが言いたかったのかもしれませんね。私の頭が悪いのではかりかねます。すみません。

ところで、そんなバカな私ですが記事内で興味深い箇所を発見しました……


当時、小野は実の弟に対して三億円の債務を抱え、新橋の料亭に六千八百万円ものツケが未払いになったことで、訴訟沙汰にも至っている。

上記の「当時」がいつなのか具体的に記載されていないのでわかりません。でも、文脈からすると、「小野が由美子夫人にのべ四億五千万円もの資金を貸し与えたとされる時期」だと思われます。

興味深いことにその料亭へのツケは6千800万円とされています。なんで、私が興味深いと思うのかは、それが00年6月に由美子夫人がすし屋さんを筆頭とする知人たちに無心ししたされる金額6795万円の近似値であるから。
このような符牒を筆者本人が看過しているとは思えないのですが、それについてはまったく言及されていません……。

今回はがんばって精読しましたが、次回記事ではもっとラクできるように、「文春」の名に恥じぬ念入りな校閲をお願いしたい次第です。

ちなみに私は激デブの坊主をまったく信用していません。飽食ループにハマり、生きながら畜生道に堕ちたかのような激デブが仏の御名を口にするだけで怪しい、と思う勤勉な納税者です。いや、小野さんのことを言っているわけではありませんよ。一般論です。
文春には引き続き、怪しい坊主情報を読みやすい日本語でお願いしたい次第です。

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2004年02月23日

リンクフリーと彼岸の彼方

先日、サーバをダウンさせた原因でもある「巫女の脱がせ方」の完全バージョンを見られなかった不落さんのような方のために、ソリューションを先週より考案中である。要はその本を売ってしまおうということで、版元に掛け合ったところ、在庫があるということ。
来週中には販売のメドが立ちそうだ。転んでもタダ(無料)では奉仕したくない、というペニスの商人が、私だ。

ところで、不落さんのところに引用されている「WWWというのは、ハイパーリンクで成り立っているのだから、リンク拒否するくらいならWWWにデータを置くな(でなければ自分の側でコントロールせよ)」というウェブログ@ことのはの松永さんの意見には、もちろん賛成である。リンク・リバタリアン(:リンク・フリー原理主義 by 松永さん)とまで言わずとも、私も1993年来のリンク・ヌーディスト(フリーサイト主義)であるからだ。

しかし、今回の「巫女の脱がせ方」によるサーバダウン&データ引っ込め事件が、この引用を含めて不落さんの記述では同一文脈上で語られているので、それを読むと、「コントロールできないオレはアフォなド素人で、勝手にアゲたりサゲたりされんのは迷惑じゃゴルァ!」ないしは、善良かどうかはともかく興味旺盛なネット民衆の足枷みたいに読解できる。

というのは私の曲解だったみたい。「でなければ自分の側でコントロールせよ」という一文がたしかに含まれている。これは運営者の「運用の自由」ではあるね。難癖つけてすまん。>不落さん。
早寝・早ピストン・早カキコのkobaさんとしてはもっと粛々と意味理解に務めるべく、がんがりたい。

そこで反駁しておく。以下はリンク・ヌーディスト宣言みたいな文の切れ端となった……。ヒマな方はどうぞ。
個人サイトへの視聴優位主義(かどうかはともかく、その近似)には異論があるので、それについて以下に述べたい……

繰り返すが、私はリンク・フリー主義者ではある。しかし、すべての他人に原理を強要しても仕方ない、とも考えている。認知は広げたいが、原理通りに動かない人間がいるのも、また社会のダイナミズムであり多様性だ。そんな世間の多様性が混在となって表出しているのがネットのネットたるゆえんでもある。なので、リンクを張っても、いつその先がリンク切れに陥ろうとも、「レセ・フィール/放任主義」であり、つまり「セラ・ヴィ(それが人生さ)」ということである。突然、仏語になったのは私がフランスかぶれだからさ。

私のところに、不埒なコンテンツは多いが、なんでまた「巫女」だけ“刺さった”のか、それを事前に予期できなかったのは己の不明ではある。また、サーバの管理者に任せっぱなしという脆弱性もご指摘の通りではある。

しかし、だれかに依願されて記事をアップしたわけでもないし、カネをとっているわけでもない。いつ記事を引っ込めようが、改訂しようが、それは運営者の勝手である、と思う。それについては、一度アップしたものについてはログを残し、「なにをしたか、それはなぜか」の痕跡だけは残そうと努めている。

ただし、私も好んでやっているので、せっかく動員かけた人々に見てもらえないのは口惜しい。が、プライオリティとしては、無償で世話をしてくれるサーバ管理者の事情を優先させるまでのことである。それはこちらの事情であり、記事の一部を引っ込めるなどの権利を行使する・しないは、自由だ。

そのような意味で、私は今回の件でひとつ学んだ。「へえ、2ch以外にも、めっちゃ動員かけるサイトというものは、世にいろいろあるのだなあ」と。
おいおい、世界のbit数は有限資産なんだぜ、てめえのようなド素人が勉強する余地はないぜ、という声も聞こえてきそうだ。しかし、だれしも最初は初心者。道路に出れば、バイク乗りの私だって、ちんたら走るべスパ女や半ヘルのスクーター乗りのガキ、サンデードライバーどもを何度もひき殺したい、と思う。しかし、世界はそんな初心者に満ちあふれているってこった。

そこで、運営者には「アップした以上、できる限り晒すっきゃない」。観る側には「無くなっても気にするな」だ。これ、定説。いや、オレのね。

悪いが、私はあくまでこのMT(まあ、たまたまソレだったが、なんでもいい)を学習し、ヒット数がほんのちょっと上がってきた管理者という経験の途上にいる。すでに、そのような先人達には自明の理であることもまだわかっていない。というわけで、諸先輩方、ご指導ご鞭撻お願いしますYO、と突然、平伏しておく。

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2004年02月16日

IT系と会話していて困ったときに切り出す言葉

よし、たとえば君が合コンを開いて、そのなかにIT関連の職業に従事する男がいたとしよう。そいつは、君とある女性をめぐって一騎討ちだ。その女性は安っぽい服を着ているけれど、それには目をつむっておこう。だっていい体しているし、頭もまんざら悪くないからさ。でも、IT系のライバルはその女性に自分の仕事の自慢話ばかりしている。君は歯がゆい。だって、君はそんなオシャレな職業じゃないもの。君はアーティストとか、プログラマとか技能職に憧れるしがない一般職のサラリーマンさ。でも、大丈夫。そんな君のために以下の用例を集めておいたよ。

kaiwa.jpg

技術的な会話が始まり、まったく自分が意味を理解できないとき、あるいは相手をやっつけたいときに用いる言葉

(#アメリカのサイトで昔拾ったネタを一部パクって、アップデートしつつ日本向けに改良しただけ)

続きを読むなら、下をクリック!

1 おやおや、君が話していたアイデアは、ぼくんとこのシステムにも実装済みさ。

2 君はそのアイデアが実現するものとパフォーマンスとのトレードオフをどう考えているんだい?

3 悪いけど、フォン・ノイマン型コンピュータはそういうことを目指しているわけじゃない。

4 そのトランザクションでは、オーバーヘッドばかり重くなっちまうよ! 

5 わかった! 素晴らしいアイデアだ。今度、ドイツの投資家を紹介するよ。でも、君ドイツ語できたっけ?

6 そのアイデアはネットで見たなあ……。たしか、http://www.うんてけかんてけだったような……。

7 むかしIBMが似たようなことをやったらしいけれど、実現不可能だったみたい。

8 おっと、それはもうオープンソースで皆が議論し尽くしたよ!

9 凄いのはわかったけれど、結局、ウチのお袋でも使えなきゃ意味ないんだ。

10 で、君のベンチマークは何なんだい?

11 それはクロスプラットフォームを視野に入れて話しているのかい?

12 おいおい、MSがBOBの失敗から学んだ教訓を知らないのかい?

13 ところで、銀行にはどう話す? 彼らには君みたいな話し方じゃ伝わらないよ。

14 結局、IT系には2種類しかいない。オモチャメガネか、そうでないかだ!

(さて、その成果は保証の限りじゃない)

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2004年02月14日

懐かしい年へのblog手紙

さて、昨日はアフィリエイトで小銭を儲けた、とあるbloggerから夕食を奢っていただいた。ちょっと素敵な話でしょ? 喜びもひとしおなんだ。
彼は同じbloggerに還元してくれたのだ。今度はぼくもがんばろう。そのときに、これまた有名bloggerが同席していて、彼が「アクセスだけがblogの価値じゃない」と呟いた。

そうだ、僕もアクセスにあくせくするのはやめよう。……ん、韻を踏んでしまったではないか。

そこで、僕はちょっと考える。いま、これを見ているあなたは誰で、どんな時間を生きているのだろう。
よくわからないけど更新しなくちゃ、と更新していたときは、そんなことすら考える余裕がなかったよ。

僕はいま、映画『危険な関係』のジョン・マルコビッチのように、全裸の愛人(ユマ・サーマン)の背中をテーブルにしてこれを書いています。というのは嘘だが、若い頃、休日に好きな人と裸でごろごろするのは楽しかったな。そんな、ネタでもオチでもない話を書いてみます。うざくないと思ったら【続きを読む】をクリックして読んでね……

僕はもうオジサンで、年下の人たちはオジサンには叙情性も、気品も、トレンドもなにもなく、あとは残り少ない時間に歯ぎしりしながら、お金儲けにあくせくしている、と思われているようです。

でもね、そういう自分たちも心はハタチかそこらのガキのままで、体だけオジサンやオバサンになるという事実を念頭に置いていないのだね。

まあ、たしかに僕は、なにも努力もせず、したとしても足りない努力程度で、デカい面をしたり、不平ばかり言っている若い人たちが嫌いです。蹴り殺してやる、とも思っています(笑)。若いといっても、もう30過ぎた人たちも包括しているけどね。そんな小市民どもに小一時間ばかり……(略)。ああ、脱線しちゃった。そんな話がしたいんじゃない。

昔、好きな人と一緒に裸でごろごろしながら、窓辺の雲が流れて行くのを見ていたっけ。
でも、それは日曜の午後だったりして、すでに明日が憂鬱な月曜の始まりだということも認識していたわけです。
しかし、それ以外にも、「人生についての漠とした不安」が、その憂鬱の成分として含有されているわけですね。

この人のことを好きだけれど、もっと一緒にいたいけれど、はたして将来は結婚しているのだろうか。そのとき、ぼくはどうやって生計を立てているのか、あるいはどのくらい不幸で、どのくらい幸せなんだろうか、とか。
それを考えると、何者でもなかった自分は(いまも何者でもないのだけれどね)、海に浮かんだボートの上の人間みたいな気分で、広い海原をみて愕然としているわけです。

そして、一緒に裸でごろごろしている好きな人とセックスをする。
激しくする、優しくする、ゆっくりとする、急いでする、いろんな仕方でする……。でも、前に書いた不安は拭えないし、すればするほど、その人と離れたくないと思うのだけれど、そんな時間が長くはない気もしてくるのです。

そこで、その人の体の匂いを嗅ぐ。
石鹸の香りのする指先から、太陽の匂いがするような胸やお腹に顎を乗せて、瞼を閉じて匂いを嗅ぐ。
そして、陰部に下ると、また違うトーンの匂いに変化する。特に陰毛の茂みの匂いが好きだな。
懐かしい感じがする。
(あまり汗腺から刺激臭を分泌する人ではない、という前提があるけどね)

なんだか湿り気を含んだ春の風の匂い、雨上がりに登った太陽を手で遮ったあとにできた影の匂い、手に握った鉄棒の匂い、一生懸命に自転車を漕いだあとの乾いたシャツの匂い……さまざまな記憶が甦り、ぼくは安心する。そして、自分にこう言う。

不安はない。
体をもっと密着させよう。
そこに不安はない。
未来に不安はない。
君も僕も大丈夫。

……と思っていたけれど、僕はたくさんの人と寝て、たくさんの人と別れた。ぜんぜん大丈夫なんかじゃなかったよ。

でも、いまぼくはオジサンで、海の上のボートで星座の見方がわかってきたので、進路はだいたい把握でき、さらに辛苦を共有できる強固な絆でつながれた人たちがそばにいる。
あの頃に感じた不安は、もう感じない。もちろん、違う不安はあるけれど、あのような種類の不安ではないことは確かだよ。

さて、君はどうだろう。若くて、人生には無限の選択肢があり、だからこそどの道にも不馴れで不安を感じているのかもしれない。誰かを好きで好きで不安かもしれない。好きな人や信頼できる人がいなくて不安かもしれない。

そして、冒頭に書いたように、このカキコに結論はないんだ。

いま、実はぼくはコーヒーショップでこれを書いている。そして、ぼくの隣の赤塚不二夫みたいな顔をしたおじさんが、誰に言うともなく「なんてことはないけど、平和な朝だな」と言った。
それ、いただき。

なんてことはないけど、平和な朝だ。

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2004年02月06日

blog名作全集/荒シニモ負ケズ

荒シニモ負ケズ by koba
(新訳)

荒しにも負けず
SPAMにも負けず
電波にも負けず
トートロジカルな厨房にも負けぬ
丈夫なウェブログをもち
欲はあるけど
決して煽らず
いつも静かにカキコしている……

一日に投稿1本以上と
他人のブログに少しのコメントを残し
あらゆることを
自分がさも見つけたかのように
適当にパクって引用し
そしてRSSフィードし
街の郊外の殺人が時々起きる
小さな団地の庶民でいて
東に祭りがあれば
行って静かにROMし
西に寂れたブログあれば
終了!と叱ってやり
南に人気のブログあれば
トラバをかけて
人気にあやかり
北に喧嘩や訴訟があれば
京子タン萌え〜
と匿名コメントを残し
アクセスがないときは涙を流し
ネタがないときはオロオロ歩き
テキストサイトに「要は日記だろーが」
と呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうブロガーに
私は
なりたい

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2004年02月01日

38歳中年ひらがなぶろぐ

うみでてんどん

tendonc3.JPG

きょうは てんきがいいので うみべで てんどんをたべました。
でも、とちゅうで とんびに あなごを もっていかれてしまいました。
はしで はさんだ あなごが ぴゅうううううっと もっていかれちまいやんの。

ちぇっ、ちぇっ。

そんでね……

つまんなくなって ねころんでみました。
そしたらね そらが とてもあおくてすみわたっていたました。

そうだ、みんな こころのなかに ひこうきが あればいいんだと おもいました。
だって
ひこうき があれば とんびを おいかけていけるんだもの。

ちっくしょう、とんびめ。
むかつく。
はら へった。

でも、ひこうきがこころのなかにあれば 
ひこうきぐも だって いつもみえるな。

だとしたら、あのこ と
おなじ ひこうきぐもを いつもみていられるね。
けんかも ないし
おたがい どっちが ただしいとか びんぼうかなんて きにしてなくてもいいね。

ひこうきぐも って
ひこうき の へ なのかな。

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2004年01月21日

ヤンキーにもわかるウェブログ用語辞典

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新刊本のお知らせです。この度、弊社から拡大するブログユーザーに向けて、学歴無関係、玉砕上等、最強最悪の初心者向けウェブログの本を刊行いたします。

我が国のヤンキー市場はおよそ数千万人以上といわれ、その予備軍を含めると大規模なものとなります。このカスタマーたちは高級車や高級腕時計、高級鞄、携帯電話や大人のオモチャの上客ですので、弊社もその市場に参入し、美味しい蜜の味を吸いたいと思いますた。これからは「武露愚」です。よろしこ(大藁)(超爆)(激爆)。

本書の中身は以下のような感じです……

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ペケメルって覚えておけ。とにかくすげーぞ。詳しいことは、お前たちなんかにわかってたまるか。名前だけ覚えてろ。

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読めたか? 読めただけで立派だぞ、おい! 詳しくは、お前たちなんか知ったところでどーにもならんがね。俺なら知りたかねーや。

……など、まさに懇切丁寧に解説いたしました。ぜひ、お近くの書店でお買い求めくださいませ。

Posted by koba at 01:21 | Comments (7) | TrackBack

2004年01月20日

38歳中年のひらがなぶろぐ

「せいでんきこうえん」

きょうは せいでんきこうえん に いきました。
せいでんきこうえん ってのは ともだちが そうよんでんの。
すっげく びりびりしやんの。
いや、ほんとだって。

ぴかちゅうの ぴかああああってくらい びりびりしやんの。
ちんこもびりびりしてしまい、びっくりして おならがぶーしました。
そんでね……

……いっしょに あそんでいた きんじょの おこさまたちも
せいでんきこうえん の いりょくに まいっていました。

せんせいにきいたら にんげんってのは せいでんきに やられると
うははははははって わらいがとまらないくらい きもちよくなるって。
ぼくも しびれながら だれにともなく
うはうはやめれうはうはは って わらいました。
しょーこのしゃしんです。

seidenki.JPG

Posted by koba at 01:20 | Comments (5) | TrackBack

2004年01月17日

ミドルの多くが奇声発生・厚労省

30歳代後半から40歳代前半の男性の約7割がヌンチャクを渡した途端、それを振り回し「あちょ〜」と奇声を発することが厚生労働省が秘密裏に実施した調査で分かった……

……同省の説明では、そのほかにも同世代の女性の約6割近くが、「チャンチャンチャンチャンチャンチャンチャンチャンチャ〜ン」というイントロを聞かせると、「UFOォッ!」と振りつきで叫ぶことも分かったという。

関係筋によると、被験者らは自宅や自家用車のローンを抱え、教育や姑との確執、WinとMacが混在した環境、消費者金融からの取り立て、出会い系サイトをめぐる美人局、うだつのあがらない夫の冴えない赤色の軽自動車、テレビを観たままのまるでやる気のない妻に跨がるとまるでこれは洗濯板のようだと、仕事や近所づきあいでもストレスを感じるなどして、同アンケートへの回答へと繋がったのではないかと見ている。

また、本ウェブサイトの調べに対し、厚労省は「実は男女問わず、同じ行動を示すパターンがある」と語る。子細はつまびらかにされなかったが、被験者らに「この番組は明日をつくる技術の東芝がお送りいたします」というテープを聞かせると、「いたちま〜ちゅ」と幼児語で応えたらしい。

回答者全体では、「ブルース・リーが生きていたらいいな」は81%、「デブゴンはどこに行った?」は4%だったが、年齢別にみると、35〜44歳の男性38%が口々に、ピンクレディーのケイちゃんのパンツが見えたかもしれない、と顔を輝かせ答えていた。

(ぬる風呂・国内)

Posted by koba at 22:43 | Comments (13) | TrackBack

2004年01月11日

彼女たちの落し物とぼくの飛沫

若い頃にはいろんな女性と交際したものですが、相手の家に遊びに行った際にトイレを借りると、ときどき便器のなかに「もしかして、これはウンコでは?」と思える固形物の一片が微小に付着していることがありました。そこで、ぼくはぼくの亀頭の狙いを定めし後、その固形物を洗い流すため一生懸命オシッコをかけました。ときどき、一度で落ちない汚れには再度オシッコに行き、洗浄に挑戦したものです。素直に便器ブラシで落とせばいいのに、そんなことに熱くなる奴って、ぼくだけなのでしょうか?

Posted by koba at 19:44 | Comments (6) | TrackBack

2004年01月07日

blog依存度チェック

20問ほど設問を考えてみました。5問以上あてはまったら、お仲間かもしれません。いや、ジョークなんで適当に流してください。

1)寝る間を惜しんでblogを更新している。
2)家族や恋人、または同居人と口をきくより、知らない人のblogにコメントするほうがよい。

3)町を歩いているだけで、「あ、これは使える」とすべてがネタに思える。
4)トラックバックをかけられると、脳内のどこかがフワッとなる。
5)携帯からも自分のblogをチェックしてしまう。
6)ネタを求めて、町をウロウロしてしまう。
7)当然モブログは実施済みだ。
8)平田氏は神である。
9)technoratiの有料サービスに登録し、誰かからリンクを貼られると携帯メールに通知するようにしている。
10)XHTMLを学んでおけばよかった。
11)blog引きこもりと思われないよう、外出を心がけて出先からモブログする。
12)ホントは更新できるのだが、blog中毒と思われないよう、あえて更新しない日もある。
13)実は書き溜めておいて、順次配信予約で更新している。
14)RSSリーダーは新聞社や雑誌を潰す、潰れなきゃウソだ。
15)電磁波の浴びすぎで、性欲が減退し、目がショボショボだ。
16)「blogとは簡便なサイト更新ツール」だという説明を聞くと、「シロートかよ」と思う。
17)はじめてブラウザを見たときと同等か、それ以上のインパクトだ。
18)シックスアパートの名前の由来くらい知ってら。
19)OS-Xのアンチエイリアスなフォントでblogを見たくて、Macも買っちまった。
20)Mac以外からの見栄えが気になって、Winも買っちまった。
21)更新していない間は、時が過ぎるのがとても遅くてイライラする。

Posted by koba at 18:25 | Comments (22) | TrackBack