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 2006年08月14日

この日のCOTOBACO

「ブログスフィア」は正直必読だと思います。


ONEDARI BOYSで日経BP社様から献本いただいた「ブログスフィア」という本、ようやく読み終えました。

blogsphere-20060814.gif

読後の最初の感想は「タイトルでずいぶん損しているな」というものです。

この本、ブログをPR活動やマーケティング活動に取り込むことへの企業側が抱くであろう懸念・不安を具体的な事例となぜそれが成功するのかという論理的な展開で見事に払拭させることに成功しているいわば企業のPR部門とマーケティング・広報部門必読本なわけですが、そんな感じが書籍名からは微塵も感じられません。英語の本当のタイトルも「Naked Conversation」(裸の会話)だもんなあ。

いや、確かに、これまで一方通行だった広告やらメッセージがブログを活用することにより双方向になり、双方向になることでなぜ業績があがるのか、信頼が高まるのか、というのを「顧客と裸の付き合いをしようね」になぞらえて「裸の会話」とする気持ちはわからないわけではないですけど、さすがにそれを本にタイトルにしてしまうとね。邦題の「ブログスフィア」も何がなんだかわかんないし(笑

というわけで、企業のPR関係の人たちがブログに抱く気持ちというのはよくわかるんで、一度この本読んでみることをお勧めします。で、理解した気になって自分でプランニングしてブログ使ってプロモーションして失敗したらその時はカレンさんなどのプロに任せてしまうのが正解です。

どーしても企業側って企業側の理論、というか上司のセンスの範囲を越えられないわけで、いいプランもあとちょっとのところで「ブログっぽくなくなる」ことになって失敗するわけです。

この本の中に日本の事例としてTIIDAのブログが取り上げられていますが、あれが成功した要因の1つに記事の書き出しが「日産自動車の山本です」で始まっていることをあげているんですが、まさにその通りで、ほんとにちょっと、言われても気づかないようなことでブログになる・ならないになってしまうわけです。もうね、これはブログを実際にやっている人のセンスみたいなもんです。なので仕事でブログをちょっとかじっただけの人には根本的にブログ使ったマーケティングは無理です。

スタイルだけ真似しても本質的にブログというものがわかっていないと絶対に失敗します。

といっても、プレゼン段階でやりたい事を聞いた段階で既に失敗するのが目に見えているのが多い昨今ですが。

この本に書かれていることはAppleとGoogleに関する話はちょっとどうかなあ、と思いますけど、それ以外は信じていいと思います。つうか、とても参考になったし勉強になりました。

それと運悪く企業ブログで記事を書かなければならなくなった人の心構えやさらに運の悪いその上司になった人はどうすればいいのかについても書かれているんですけど、それもとても参考になります。

ブログは企業のPR活動にうまく利用すればこれほど低価格で効率のよいものはありません。でも、みんながみんなこれまでの企業の「やり方」の中でブログを活用できるわけではないので、本書を参考にしながら少しずつ変えてみてはいかがでしょうか。

ちなみにこの本の表紙は金髪のおねいさんがローライズのジーンズを履いてあっち向いているんですけど、背中からちょっとだけブルーの下着が見えているのがまた素敵だったりします。

ブログスフィア アメリカ企業を変えた100人のブロガーたち ブログスフィア アメリカ企業を変えた100人のブロガーたち


 投稿者 nagasawa : 2006年08月14日 21:44

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 コメント

タイトルなんてどうあれ、
このローライズが売上に貢献してくれるんじゃないでしょうか。
装丁は○だと思います。
多分中身には程遠いとは思いますが。
買って読んでみます。

投稿者 コイッチ : 2006年08月15日 00:27