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 2006年12月08日

この日のCOTOBACO

タイムマシンにおねだり


『この本はワクワクし過ぎる』・・・by 私

ONEDARI BOYS経由で献本していただいた日経BP社の「タイムマシン」という本をようやく読みました。

読んでしまえば1時間ちょっとぐらいで読み終わるぐらいの分量なのですが、なかなか落ち着いて活字に触れる心の余裕がなくずるずると今日まで引きずってしまったわけですが、読んでよかったあ、と心の底から思いました。つうか、人に勧めたい、自信を持って薦められる本ですね。学校の指定図書にしてもいいかも。

お話は子供が13人集まってタイムマシンを作る、という非常にシンプルなものなのですが、タイムマシンを作る、なんてそりゃ無理な話なわけですが、そういう常識的な考えがまず最初に吹っ飛ばされます。

子供が母親に尋ねます。
「ぼくに作れると思う?」

母親が答えます。普通は「無理よ、無理。無理に決まっているじゃない。そんなことよりあなた勉強したの・・・」なんですが、この母親がすごいです。

「それはわからないけど、時間もあるんだし、じっくり考えてみればいいんじゃない?」

ああ、私にはこんな受け答えできないなあ。

そんな感じで13人の子供のお父さんやお母さんもいろんなパターンがあり、予想通りの常識的な人やまるで相手にしない人など様々です。このあたりの描写が親である私には非常に訴えてくるものがあり、子供との接し方というか育て方を反省したり考えたりです。なんつうか、親子の話、が別のラインで最初から最後まで流れているんですよ。それが表に来たり裏に回ったりでストーリーにおもしろさを実現しているわけです。

で、読み手がそうやって悩んでいる間にも子供たちはタイムマシンの実現に向けて着々と前進していきます。非常に科学的な根拠に基づいて。

ある時はタイムマシンに関するヒントが得られるのではないか、ということでヨーロッパの先端科学研究所であるCERNを訪問します。なんとその場面にはリー博士が登場します。

「将来的には、コンピュータのネットワーク同士をつなぎ、ハイパーテキストをやり取りし、どこからでも、誰でも、情報が引き出せるシステムを作り上げるのが目標です。」と、リー博士が説明しています。そうです。このリー博士はあのワールド・ワイド・ウェブの生みの親であるティム・バーナーズ・リーなんです。

まさかこんなところに登場するとは思いもよらなかったので、私的には心の中でスタンディング・オベーションです。これで、NextStepでつくったプロトタイプをデモしてくれてたら友達100人にこの本を買わせていたことでしょう。

ということで、タイムマシンはできるのでしょうか?できないと思っているでしょ。それは読んでのお楽しみです。もうね、途中から「わくわく」が止まらなくなってしまいましたよ。

チャンスがあったら是非読んでみてください。中学生ぐらいのお子さんがいたらきっと同じように読ませたくなることでしょう。サンタさんがこなくなった世代へのクリスマスプレゼントにぴったりかも、です。

タイムマシン タイムマシン

立ち読みPDFはこちらでダウンロードできます!

「タイムマシン」に関するブログも開設されているようです。1冊の本用にブログが開設されるなんて信じられないですけど、ホントです。こちらもご参考ください。

http://blog.nikkeibp.co.jp/book/timemachine/review/

あ、でも子供がいない人は読んでもぐっとこないかもしれないなあ、とも思ったりして。


 投稿者 nagasawa : 2006年12月08日 23:17

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