I love 受託仕事
「ITベンチャー社長に聞く!」: 技術を武器に、世界で通用するサービスを作りたいプリファードインフラストラクチャー社長 西川徹氏(後編)
創業以来、収入がゼロで苦しい時が続きましたが、それでも「完全な下請けとなる受託仕事はしない」という決意は貫きました。受託仕事は一時的には収入になりますが、契約が終わったら生成物の知的財産権も含めてクライアントに移転してしまい、資産が残りません。それに、そうした受託業務では、より低コストで開発可能な中国やインドなど、人件費の安い海外企業に仕事をとられてしまうリスクもあります。
そんなことないですよ(smile
生成物の知的財産権がどちらに帰属するかは最初に締結する契約書の内容次第ですけど、基本的に契約前から保有している知的財産権まで取られることないです。で、契約期間中に新たに生まれた知的財産権ですが、たいていそういうのはその案件だけにしか使われないような類のものなので、現実としてはあまり気にすることないですよ。
仕事がインドや中国にとられる、というリスクも確かにあるんですが、インドや中国に発注できる企業なんてそんなにないですよ。規模が相当でかくならないとこういう国とは競合にはならないし、しっかりした仕様書がある規模の大きい仕事を引き受けちゃうと今度はキャッシュフローの問題が発生して、お金が入ってくる前に倒産しちゃったりしますよ。それにやっぱりコミュニケーションというかそのあたりがとても微妙でそういうの考えると日本での仕事は充分あると思います。うちには回ってこないけど。しくしく。
ちなみに私は受託開発大好きです。
理由は2つあって、まず新しい人との出会いですね。人と出会うってのは人生のとても貴重な経験です。触発される場合もあるし、世の中の今のレベルと自分のレベルの差を知る大事な機会です。
次にスキル向上です。普段(自社開発)だったら面倒とかわかんないよ、ということで別の方法に切り替えたり、アイディア自体を捨てちゃうようなのも、ちゃんとまじめにやらなきゃいけないんでとても勉強になります。
まあ、会社それぞれに考えはあるんですけど、私は受託開発が好きです。たとえビジネス・ビジネスした内容でも他人の夢の実現に参加できるのはとても幸せなことです。そして(会社つぶれない程度で)自社開発も好きです。
そんなわけで、もっといろんな人にあって話をしてみるといいかもです。価値観が変わる瞬間がありますよ。



