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某A社の社債発行に関する参照すべき記事

難局物語:クロサカタツヤの情報通信インサイト - CNET Japan

いつもためになる/おもしろいクロサカタツヤさんのブログから。

そもそも関心のない人までを驚かすつもりはないので匿名にするが、某企業(以下A社としよう)が個人向けの社債で500億円程度の調達を予定している。近々に売り出され、払い込みは6月半ば。表面的な利回りだけを見れば5%強と、この低金利時代に悪くないお買い物のようにも見える。

某A社ね。

しかしA社の長期債券格付けは、スタンダード&プアーズがBB(投資不適格)、JCRがBBB(投資適格)と、プロでもギリギリかそれを割り込む評価で、いわゆるジャンクボンドだ。債券投資の世界ではプロが厳格な高リスク商品として、査定のもとに手を出すか否かを判断するような世界である。表面の業績だけを見て一喜一憂するレベルの人では、はっきりいって「買ってはいけない」代物だといえる。

結論からいうと、「買ってはいけない代物」なわけです。

で、以下その理由が続くわけですが、なんでそんなことになっちゃったか、というと、

要はそんな代物が丸裸でシロウトに売られるということ。いかにもアコギな商売だが、これまでファイナンスの面倒を見てきた銀行が急に冷たくなったので、個人に頼み込もうとしているということだろう。なにしろメガバンクの経営状況は単純に考えても厳しい上に、BISの自己資本比率基準引き上げ等の外部要因もにらんで、これ以上無茶をすることができない状況にある。

銀行がだめなんで個人にお願い、なんですね。

で、そんなに資金調達がやばいの?と思うのですが、

実際A社は1月にも、虎の子と思われた優良子会社の貸株も質に入れて、その銀行とは異なる金融機関からワンショットで資金調達を行っている。また3月にはその子会社に別の子会社を引き取らせて現金を調達している。

ああ、そんなこともあったなあ。

で、そんなことやっても、

それぞれ調達規模は今回と同様で、キャッシュフローから計算する限り、大体彼らの1ヶ月分の運転資金に相当するはずだ。

一ヶ月しか延命できないのかあ。

それはやばいよね、と誰しも思うと思うのですが、

それくらいの調達をかけなければ資金ショートするとしたら、普通に考えればもはや断末魔が近い。しかもスケジュール上は、7月に大規模な社債償還を迎えることになっている。それをにらんでの個人向け債券による調達なのだろうが、危機的状況で資本市場から四面楚歌の時に、個人投資家を欺くかのごとき商品で生き延びようとする姿に、あたかも株式100分割で世間を賑わしたライブドアを連想するのは、私だけだろうか。

で、倒産にしないにしても会社分割があった場合にこの社債はどうなるのかなあ、とか主要古葉医者売却があったらどうなるのかなあ、なんてのが書かれています。

にしても、よくここまで書いたもんだな。Cnetっていう場所で書いてこの情報が伝わるべき人に伝わっていくのか、という問題はあるけど。まあ、知らない方がいいのかな。

で、最後に

考えてみれば「かんぽな球団」の方がもっと危ないかもしれないので、そのあたりの話はいずれまた。

香しいです。



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