キングジムは11月25日、デジタルメモ「ポメラ」に大画面液晶やQRコード機能などを搭載した「DM20」を12月11日より発売すると発表した。価格は3万4650円。
"モノ書き"のためのプレミアムな「ポメラ」DM20--キングジム、編集機能を強化
DM20は、文章を書く機会が多い人をターゲットにしたヘビーユースに対応するプレミアムモデルと位置付ける。従来モデルの「DM10」はスタンダードモデルとして併売される。
Twitterなど見ていると肯定的な意見が多いのですが、私はやはり懐疑的です。
液晶画面の大型化や入力文字数の強化などいろいろバージョンアップしているところはあるかと思いますが、一番のポイントは入力したテキストをQRコードに変換してケータイ電話等に「無線」で転送できる、という点でしょうか。まあ、「無線で」というのはちょっとニュアンスが違いますけどね、電波出てるわけじゃないから。
確かに「絶対に電波は使うな」という超ストイックな状態でのQRコードを使ったソリューションというのはナイスだとは思うものの、やはりシームレスにいろんなデバイスが無線でつながっていくのが当たり前、の時代にそれはないなあ、という気がします。
で、Bluetoothやキャリアと提携したSIMカードソリューションも検討したようですが、以下の理由で見送られたようです。
DM20を作るにあたっては、Bluetoothの搭載や、キャリアと提携してSIMカードを搭載することなども考えたという。しかし、「SIMを搭載すると新たな料金が必要になる。また、Bluetoothを搭載することで20時間の駆動時間を短くしたくなかった。携帯電話なら皆持っている」(立石氏)とし、QRコードを通じてテキストを携帯電話に読み込ませることで携帯電話との連携を解決したと明かした。
単にSIMスロット搭載バージョンとなしバージョン作ればいいだけなのにね。
(ええ、もちろん端末としての認可とかテスティングとかいろいろ面倒になるのはわかりますよ)。
「SIMを搭載すると新たな料金が必要になる」ってお金出す出さないはユーザそれぞれの判断だし、お金払う価値あるものを提供すればそれでいいじゃん、とも思うわけです
(つうか、収益を最大化しよう努力としないで会社としてそれでいいのかな)。
"モノ書き"のためのデバイス、というコンセプトはそのままでもいいんですが、書いた後どうするか、という点でみんな困っているし、そのための解決策として今回のQRコード方式を提供しているわけなので、その点をなんとかしてあげて欲しいな、と。
例えばSIM内蔵のポメラというのを考えてみると・・・
Webサイトが見れるとかそういうのはもう捨ててしまって単純に作成したテキストデータを外に持ち出し/取り込みのためのもの、としてしまいます。テキストブラウザも要らない。
扱うデータはテキストしかないので、ウィルコムの64Kbps回線を月額490円ぐらいで使えるようにし、さらにデータアップロード先にポメラ.netみたいなサーバー設置しておいて有料オプションで月100円ぐらいでデータのバックアップやPCとの同期サービスを提供すればいいかと。さらにEvernoteやDropbox、、Remember The Milk、Google Docsなへのアップロードは別に100円とかいろいろ用意してあげればそれで喜ぶ人はいるんじゃないかな(ここに「ブログ」を入れると面倒なので今回はパス)。
初年度販売目標数量は5万台のユーザ全員がサービスに加入するとしても実運用パターンを考えればさくらの1万円のレンタルサーバーで充分やっていけると思うし、それで考えれば月100円で100人加入者がいればOKなんでリスクも少ないかと(システム開発費もたいしたことないでしょうし)。
まあ、でも事務機屋さんなんでこういう方向には行けないんだろうなあ。
つうかChrome OS使った「Webアプリケーション」専用端末に対抗して「コンソールアプリ」専用端末、ってのもおもしろいな、と思い、いろいろ妄想していくと最終的にはHP 200LXとかNECのモバギみたいなのに回帰していくんだろうけど、ネットがあってその先にいろんなネットサービスがあり、さらにそれぞれが連携できる現在だと端末としての在り方や役割もあの頃と今は違うんだろうな、と思いました。