ScanSnap S1300付属の「ScanSnap Organizer」ソフトウェアの紹介
ONEDARI BOYSでONEDARIしたWindowsとMacの両方で使えるScanSnap S1300のレビュー記事です。
前回までの記事はこちらです。
ScanSnap S1300をONEDARIしました。
ScanSnap S1300のソフトウェア「ScanSnap Manager」の解説
ONEDARI BOYSの他のメンバーはみんなMacでの使用感を書いているので私はWindowsで使う場合のあれこれを書いています。
Windowsで使うとMacでは利用できないソフトやそれによって実現できることがあります。
今回ご紹介する「ScanSnap Organizer」はWindowsでのみ利用できるものです。
それでは画面のスクリーンショットとともにご紹介していきましょう。
まず、起動するとこんな画面が登場します。
ここではスキャンしたファイルが並ぶのでしょう。私はまだ1つしかスキャンしていないで1つしか表示されていないのですが、PDFがサムネール表示されるのでたくさんスキャンしてもどれがどのファイルなのかが直感的に理解できると思います。
サムネールアイコンをダブルクリックすると「ScanSnap Organizerビューワー」というアプリケーションが起動し、閲覧することができます。個人的な印象ですが、AdobeのAcrobat Readerより挙動が軽くていい感じです。なのでPDFアイコンをダブルクリックした時にこのアプリが起動するように設定しようと思ったのですが、これはどうやら単体アプリではなく「ScanSnap Organizer」の中でのみ利用できるようです。残念。
さて、このウィンドウの左下にはさすがWindows版という感じのメニューが並んでいます。
確かにスキャンしたドキュメントをボタン一発でWordやExcel、PowerPoint形式に変換できればすごく嬉しいでしょうけど、OCRの誤認識(誤変換)もあるので多くを期待するのは危険かと思いますが、それでも1からテキストを入力するよりは多少の修正作業で済んでしまう場合もあるでしょうから、このあたりは割り切りつつうまく使っていきたいですね。
ちなみに「ピクチャフォルダに保存」を実行するとPDFの各ページをJPEGファイルに変換してくれます。300dpiでスキャンしたA4サイズのものは2224 x 3271のサイズのJPEGに変換されました。
リボンメニューにあるメニュー項目は一般的なものばかりなのでここでは「ScanSnap Organizer」のオプション画面を紹介しておきます。
以下は「PDFの自動変換」に関する設定画面なのですが、特筆すべき点として以下の2つがあります。
・この機能ではPDFファイルの全ページが変換対象となります。特定のページのみ変換したい場合は手動で変換処理を実行してください。
・コンピュータの空き時間に変換します。
この「コンピュータの空き時間に変換します。」というのがいいですね。
というのもMac版にはこのソフトがないのでスキャン時にスキャン設定で「検索可能なPDFにします」というチェックボックスをチェックしておかなければならないからです。で、これをチェックしておくと、スキャンが終了したあと、OCRスキャン→テキスト変換のためにフィニッシュまでちょっと待たなければならないのですが、Win版だととりあえずファイルをスキャンしてPDFにしておけば、後からゆっくりテキスト変換してくれるので次々とスキャン作業を進めていくことができるわけです。このあたりは実際にスキャン作業をしてみるとこのありがたさがわかることでしょう。
以下、その他の設定項目です。
ということでS1300をMacで使うよりWindowsで使うと便利だ、ということがお分かりいただけましたでしょうか?
ちなみにScanSnapでスキャンして生成したPDFはこの「ScanSnap Organizer」に取り込んで管理することはできるのですが、OCRスキャンは「not ScanSnap PDF」というエラーが出て変換できませんでした。