「Flashはいらなくなるのか」アドビに聞いてみた
まあ、Adobeにそんなこと聞いても「なくならないよ」って言うに決まっているわけですが。
Adobe AIR/FlashはHTML5と連携しモバイルにも進出 - @IT
HTML5は、Videoタグによるビデオ/動画再生、Audioタグによる音声再生、Canvasタグによる自由な描画などさまざまな機能を備えようとしています。こうした機能を実現するHTML5が普及することで、いままでビデオ再生やアニメーション表示などの機能を実現してきたFlashは「いらなくなるのではないか?」といった声が聞かれるようになりました。
ということでHTML5についてどう考えているの?というのをアドビのデベロッパーマーケティングを担当しているマイク・ポッター氏に聞いています。
HTML5が進化するとしても、Flashの良い点は存在し続けます。FlashはHTML5より速く進化しているのです。
ということの例としてこんなのを挙げています。
例えば、HTML5のVideoタグで実現されるビデオ再生機能は、Flashでは2002年の時点で盛り込まれました。
いや、それ、過去の話だから。
FlashがやってきたことをFlashプラグインなしでできるようにするためのHTML5だから。
しかも、インターネットでの優れた事例として、HTMLとFlashの両方がうまく使われているケースが多くあります。例えば、Google Financeは、テキストの部分はHTML、そしてグラフィックの部分はFlashでできており、この2つがうまく連動しています。
まあ、これもそのうちHTML5で書き換えられるんでしょうけど・・・。
そんな流れで、「「Flashはもういらない」という人がいるけど・・・」という質問に対しては、
「Flashはもういらない」という人は、例えば「Flashを使う代わりにHTML5のVideoタグを使えばいい」と考えているのでしょう。そして、Flashのプラグインなしでビデオを再生させているWebサイトも実際にあります。しかし、例えばYouTubeでは広告のオーバーレイを Flashを用いて実現しており、そこから収益を得ています。それはFlashでしか実現できていません。ですから、グーグルはFlashへの取り組みを続けるでしょう。
いや、オーバーレイは別にFlashじゃなくてもできるでしょ。Flashビデオプレイヤー内でビデオを再生しているからFlashでオーバーレイを出しているだけで、videoタグでビデオ再生したら違う方法でオーバーレイできるし。
Flashの技術そのものはベクターグラフィックベースの解像度に依存しないマルチプラットフォーム対応の素晴らしいものなんですが、ページ全体をFlashで作ったり、ロードするのに30秒もかかったりと使い方を間違ってる人がたくさんいるのが残念なところです。ああいうの見ていると、まじFlashなくなっちゃえ、って思いますもん。
いや、デザイナーが悪いんじゃなくてクライアントが悪いんですよ。あと、Flashでページ作らないとまとまったお金にならないWeb業界、というかこれも結局クライアントが悪いな。
で、Flashがなくなって業界が健全になるのか、というと多分そういうこともなく、もっとひどい状態になるかもしれないなあ、ってことを考えるとFlashをあえて残しておく、というのもありなのかなあ、なんてことも考えられるわけで、そんなこんなで結論がでないままとりあえず5月末まで先延ばししておくか、となるのでした。
つうか、Adobeも「Flashなくなったら世界中で何人死人が出るか考えたことあるのか!」みたいなこと言ったらインパクトあるだろうな。つうか、それぐらい言えw



