「デジタル教科書教材協議会」MSやソフトバンクなど70社で設立
「デジタル教科書教材協議会」MSやソフトバンクなど70社で設立
マイクロソフト株式会社代表執行役社長の樋口泰行氏やソフトバンク株式会社代表取締役社長の孫正義氏らが発起人となり準備が進められてきた「デジタル教科書教材協議会」が27日、設立された。当初の会員は70社で、アップルやソニー、NEC、富士通、NTTドコモ、KDDI、セガをはじめとするIT関連企業のほか、出版社や新聞社、シンクタンクなど幅広い業種の企業が名を連ねている。
なんで70社もいるんだよ、って感じなんですが、次の利権獲得にみんな必死なんですね。
プレゼンの中で参加企業を会社ロゴで紹介するスライドがあったようなんですが、その中でアップルが

という感じで昔懐かしいレインボーアップルロゴで紹介されていたわけですが、今の正式なロゴってどれなんでしょうかね。
ちなみに参加企業ですが、SEGAやマイクロソフトが入っているのに任天堂が入っていない、というのにちょっとショックを受けました。子供向けのハードウェア作らせたら任天堂に敵うとこないはずなのに。
で、発表会の記事をざっと読んだんですが、なんか違和感あるんですよねえ。
教科書をデジタル化する、ってのはいいんですが、先生達はそれについてこれるんでしょうか。なんかそっちの方が心配です。
んで、単に教科書をデジタル化するだけじゃなくて、その上で壮大な計画もあるようです。なんかね、国際競争力を高めるために個人のスキルをあげよう、って話になっているみたい。
国際競争力を高めるために個人に求められるスキルとして、英語や第3外国語、ICTスキルという基礎スキルに加え、問題解決力、コミュニケーション力、創造力という実践スキルがあると説明。この実践スキルを伸ばすのに、シミュレーション機能や音声・動画、描画、共有、共同作業、プレゼンテーション、ノート/メモ、検索、分析といったデジタルならではの機能が活用できるとした。
で、ソフトバンクの孫さんは、
現在の教科書で教える内容は丸暗記中心であり、「今から30年後に役に立たないことが多すぎる」と批判。教育改革が必要であり、それには紙の教科書では不十分だと訴える。
まあ、会社を経営している人が集まればこういう発想になっちゃいますよねえ。小学校や中学校はビジネススクールじゃないのに。
小学校と中学校じゃ教え方や教える事は違うと思うのですが、小学校に関しては丸暗記教育でもいいと思っています。丸暗記がだめだから「ゆとり教育」なんてもんが提唱され導入され子供がどんどんバカになっていった結果、やっぱゆとり教育やめようってなったわけだし(授業参観で授業を見ましたけど、あれはお遊びの時間ですね)。
孫さんが言う30年後の企業人に必要なリーダーシップ、競争意識、知的能力、グローバル交渉力、プレゼンテーション能力、思考力、検索能力、分析力を小中学校で教えようという発想そのものが正しいのかどうか、ってのもありますよね。人には向き/不向きやそれぞれ特性が違いますから。
でも私立でこういう命題を掲げるというのはいいと思います。そういうことを教えて欲しいと思う親はその私立を選べばいいわけですから。
まあ、なんにしても「デジタル教科書教材協議会」という声の大きい団体(しかも原口一博氏総務大臣まで巻き込んでいるし)が生まれたことによってなし崩し的にデジタル教科書が導入されるのではなく、これに対する抵抗勢力が生まれ、その間できちんと協議しならが現場改革が進むといいな、と思いました。



