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映画『ユナイテッド93』 : 心のタービュランス

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9.11テロでハイジャックされた飛行機のうち、唯一、不自然な墜落をしたユナイテッド93便に焦点を絞った話題の映画『ユナイテッド93』を休日に観ました。

ドキュメンタリー・タッチで描く、迫真のストーリーですが、描かれた内容すべてが事実か否かという点は措いておくとし、やはりその結末はだれもが知っているため、本作のもつ緊迫感の高さはこれまで観たどの映画とも違う類のものでした。

娯楽的要素を排除していますが、乗客たちがテロリストに反撃するあたりでは心を打たれ、それなりにドラマティックな効果を醸しています。

それにしても、観劇後になんと言っていいかわからぬ鬱屈した気分に襲われました。

陰惨なテロもさることながら、そもそも、なぜそこまでアメリカが憎まれなければならなかったのか、そのような客体的な事実を国民にも知らせるドキュメントがもっとあってもいいような気がします(多くのオーディエンスは、お金を払ってまで知りたくないのでしょうが)。

これほど強烈な映画はないと思いますが、リアルな感覚が際立つほど、私の胸に複雑な思いが去来します。被害・加害の立場や古今東西を超えて、描かれるべき犠牲者たちはあまりに多く、確かに9.11テロは衝撃的で悲しい事件でしたが、それ以上に語るべき言葉をもたぬ屍の山が、歴史の影には累々と積まれているという事実が思い起こされるのです。私が常々、観たい・あるいは世界で上映してほしいと思うのは広島・長崎の原爆投下を現代の映像技術で描いた映画です。

狂信やディスコミュニケーションが導き起こす悲惨を正面から描き続けることで、世界がいかに無意味な諍い(被害者にとっては不条理な死)に満ちているかを照射し続けることが、大衆娯楽である映画だからこそ描ける気がしました。その意味で、本作の存在意義は決して小さくない気がします。

ユナイテッド93公式サイト

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» 「ユナイテッド93」事実から目を逸らすな 送信元 soramove
「ユナイテッド93」★★★★ ポール・グリーングラス監督、2006年、アメリカ 忘れられない記憶9.11 ハイジャックされ、 唯一目標点に到達... [詳しくはこちら]

コメント (4)

はじめまして。この映画は憂鬱な気分になります。この映画の内容が事実でないと知ったら、もっと気分が重くなりそうです。
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1476426

はじめまして、ヒロさん。

なるほど。私に真贋を検証する能力ははありませんが、撃墜説が正しければ、ほとんど捏造ということになりますね。

それはそれで、またヒロさんと同様に憂鬱度が増しそうです。

真贋の検証はアメリカの科学者やプロのジャーナリストにお任せするしかありません。1つだけ、ウソが暴かれているのは、映画のエンドロールに「軍部が知ったのは墜落の4分後」というのありますが、これはデタラメがばれてしまいました。実際は「墜落の47分前」だそうです。CNN映像はこちらです。
http://www.vsocial.com/video/?d=43073

CNNの報道を観ました。

結局、嘘にまみれた公式情報を基にしている点で、映画は限りなくフィクションになっている可能性が否めないわけですね。

う〜む。(;´瓜`)

ところで、ヒロさんの日記で触れられている真実探求型の映画も公開予定とのこと。こちらに期待大ですね。

http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1466198

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2006年08月23日 22:07に投稿されたエントリのページです。

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