« 2006年09月 | メイン | 2006年11月 »

2006年10月 アーカイブ

2006年10月01日

カリフォルニアの風、というか砂埃

本日、ロスからプロペラ機で20分ほどかかる郊外に着いて2日めです。
こちらでの経過は公式のほうにビデオとレポート記事をアップしたので、URLをご存知の方はご笑覧ください。

しかし、なにもないところです。

どのくらいなにもないかというと……

emptyplace.JPG

こんな感じ。ずっと彼方まで続く道路しか見えません。人家や店とかもいっさいありません。

今回、クルマを借りていないので、仕事が終わったあとにはホテルの部屋以外に散歩のしようがありません。

そこで、気合い一発、せっかく来たのだからと、有名なカリフォルニア随一の広さをもつというショッピングモールまで歩いていこうと思いつきました。

……この行為、かなり無謀でした。

ネットで調べた地図がマイル表示なのに、メーターと勘違いしていたので大変。
結局、2時間くらい歩くはめになりました。

しかも、歩けども歩けどもなにもない。
不安に駆られて、発狂するのではないかと思いました。

途中、寂れたワイナリーをみかけました。寄ってワインでも飲みたかったのですが、それどころではありません。

winaly.JPG

ヒッチハイクは怖いのでやめて、ひたすら歩き続けました。
がんがん飛ばしていくクルマに轢かれないかという恐怖、そして「ヒッチャー」のような殺人鬼に拉致されないかという疑念がわき起こりました。

目的だけを見失わないで、とにかく信じて歩き続ければたどり着くのだという簡単なことが本日よぉく理解できました。

そのショッピングモールが、オアシスに見えました。

ontariomills.JPG

道路沿いの砂のうえを歩いてきたので、汗と砂埃にまみれて靴もジーンズも汚れてしまいました。
目的地では冷房が効いていて、うれしかったです。そこで夕飯を食べました。

アメリカで食べた料理のなかで、もっとも美味しかったこのタコス。ただのファストフードなのに旨い!

tacos.JPG

そのままなにをするわけでもなく、ショッピングモールをあとにし、また地獄の進軍に戻ります。

歩いているうちにどんどん日が暮れていきました。

lastsunset.JPG

いやはや、家族や誰かと一緒だったら、「どうしてもクルマを借りろ!」と非難囂々に違いありません。真っ暗闇になってから、自分でも「41歳にもなって、なにやってんだろ、俺?」と思いました。

幸い犯罪に巻き込まれることもなく、往復4時間かかってホテルに到着。足の裏が擦り剥け、足が棒のようになりました。

アメリカって、言葉さえわかればバカでも暮らせるくらいオートマティックにできている社会です。
クルマをもっていると、最強ですね。日本の郊外もそうなりつつありますが、アメリカのオートマティックさにはまだ及ばないと思います。

でも、徒歩になったとたん、すべてが裏目に出ます。汚い、怖い、不便……。
特に南カリフォルニアなんかを歩いてはいけません。

いつも出張は都市部でしたが、今回ほどなにもない辺鄙なところは初めてですね。
なんだか精神的に鍛えられました。

自分のなかの結論としては、目的地を定めたら最後まで行け、と。その過程で己を信じられなくなったら負けということですね。まるで会社経営のようです。いや、人生そのものか。

カリフォルニア最終日

つ、つかれた〜!

めちゃくちゃ仕事しました。
一人で撮影して、ホテルで深夜まで編集。その後、解説記事を書いてブログにアップ。
結局、ビデオ撮影でぜんぶ済むわけじゃないことを再認識。しかし、そのビデオですら、編集するにはやたら時間がかかる!

いったいぜんたい、なんでこんなことになったかわかりませんが、その成果は公式ブログをご覧あれ。タダなのに、がんばりましたよ。まるでマルチメディア(死語か)・ジャーナリストです。

本日はホテルに缶詰になるんじゃないかと思い、スーパーで買っておいたTVディナー(オーブンでチンするだけのやつ)を食べました。あまりにまずいので半分以上捨てましたが。

tvdinner.JPG

我が家のような部屋のキッチン。オンスだけわからなかったので、ネットで調べてグラムから換算しました。

tvdinner2.JPG

仕事をしている間に洗濯までして、働き者です。

映像編集のため、右手が腱鞘炎になりそうです。ジョグダイアルとかほしいぞ。
下が私の書斎というか、ホテルの机。ここでずっと作業していました。

syosai.JPG

明日は早朝から飛行機に乗って、サンフランシスコ経由で日本に帰ります。
フロントに、必ず空港に送っていくように言ったけれど、不安だなあ。まあ、いざとなったら歩いていくけどさ。

まだコーディングが終わっていないから、4時間くらいしか眠れないかな……。

2006年10月04日

Back in the chain gang

街に戻ってきました。が、忙しすぎて、さあ大変。

課題難題山積みです。

人生は常に完成しないジグソーパズルのようなものです。
経営でもそうですが、ベストウェイなんてありません。なんでもだれかがやってくれる制度の上に安住していたらわかりませんが、ベストは求めるものではなく生み出すもので、それを求めるからこそ試行錯誤があるわけですね。

Life is hack。

余談ですが、これはぼくの長年の人間観察結果のひとつですが、凡夫は横をみて(他人はああだこうだ)、そして上をみて(上司にへいこら)下をみて(あのバカよりはマシかも)仕事をします。ぼくはこれを凡夫360と呼んでいます。
しかし、才人は己を超えるべく仕事をします。そしてキャパの低い人は自己評価がいつも高く、キャパの高い人のそれは常に辛い傾向にあります。また、偉そうなことばかり言う人にかぎって、ふつうのことができなかったりするものですが、いかがでしょうか。

Have a nice hacking !

2006年10月08日

スズキ スイフト : 乗ってびっくり!

swiftpic.JPG

冷却水が漏れるので修理に出したWJグランドチェロキーの代車は、なんとスズキのスイフトでした。なんでだよ〜、GMならともかくクライスラー・ジープなら、せめてPTクルーザーあたり貸してくれるのかと思った。

ちぇっ、ついてないや……と思って、乗ったんだけど、走ってびっくり。

これ、イイ!

軽自動車だと思っていたけれど、1.6Lもあるのね。乗っているときは、せいぜい1.3Lくらいかと思ったよ。
まず、ロードホールディングっていうか、日本車の多くは路面からのフィードバックが希薄で嫌いなんだけれど、こいつはハンドルからしっかり接地感が伝わり、怖くない。好み的にはもうちょい操舵が重くていいかもしれないけれど、まあ大衆にあわせないと売れないもんね。

走り出してみると、なんかカートみたいですよ。
サスもいたずらに硬くなく、かといって狙ったラインはぴったりとトレース。FF(だよね?)のクセは皆無。あんまりソリッドすぎず、シャープだけれどしなやかな感じ。

そうそう、ドラポジもグーです。バケットシートっぽいシートがぴったり体をホールド。目線の位置も生活に使うクルマとスポーツカーの中間といった、ほどよいところで調和している。

なによりも、バイクみたいにふけ上がるエンジンがイイ!
まるで、バイクだと600ccのレーサーレプリカみたいな感じ。軽く回り、かといって2000RPMも回せば、トルクもそれなりにある。

ただ、さすがに100km以上からの加速はちと鈍い。それでも120kmとかミズスマシのように走る。それ以上も試してみたけれど、ボディは問題なし。
ドイツ車のような鬼の直進性と剛性感はない、まあ、このあたりは残念ながらジャパニーズカー基準。それでも、コンパクトなくせに怖くない。

う〜ん、こいつで峠に行きたい!!
箱根の長尾峠とかで乗りたいぞ。
ひさしぶりにコンパクトカーに乗ったけれど、いいね。スズキ、やるじゃん。

室内も広いし、質感はそれなりに上質を目指している。計器類も使いやすいし、違和感ない。ちょっと運転しただけで身体感覚の延長で操ることができるので、名車かもしれない。
とにかく、ひとつづつを真面目につくった感じ。走る/曲がる/とまる、がしっかりしていて、パッケージングもユーザーのことをきちんと考えている。なにより、安くて燃費もいいのだ。

こいつに乗ると、もっとコンパクトカーに乗りたくなったなあ。
ゴルフR32、アウディA3、BMW130、欧州フォードFiesta STとかね。出来がいい日本車に乗ると、もっと出来がよさそうなドイツ車に乗りたくなるのはアレだけどね。

これ、エンジンを1.8Lの過給器付きにして、4WDにしたホットバージョンとか出ないかな。
素でもこれだけ面白いし、普通に乗ってもよいクルマだと思うので感心しました。コンパクトカーで経済性優先だけれど走りも妥協できん、みたいな我がままな夢を適えるクルマですね。
ワンメイクレースとかあったら、いいかも!

これだけ面白いコンパクトカーは、日産のマーチターボ以来だな。

スズキ SWIFT公式ページ

2006年10月21日

NewアウディTT試乗

m629.Par.0018.Image.jpg

生まれ変わったアウディTTに乗ってきました。
試乗したのは2.0TFSI。直4インタークーラーターボのほうです。

さて、インプレ。

加速は凄い。下からグワッと効いて、バビューンと発進。楽しい。バケットシートに背中がちょい押し付けられる。免許を気にしながら病み付きになるでしょう。

ブレーキも強力。下からがっつり効きまくり。

排気音もいいです。図太くてかっこいい。

ただ……

なにかが足りない。

ドライビングポジションは低く、悪くないし、ATのシフトも自動でダブルクラッチしてくれるので、凄いとしか言いようがない。

私が気になったのは、たとえば靴でいえば、スポーツシューズなのに、どこかまだつま先とか踵のあたりにブカブカ感があること。0.5cmくらい大きなサイズを履いている違和感とでも言おうか。

でも、BMWのZ4なんかと比べると、あっちはぴったりフィットしている。
ブカブカ感がない。私の愛車、グラチェロになるともうブカブカの長靴を履いている感じなので、違和感というよりは、ある意味それを楽しむしかないんだけど。

なんだろうな。スポーティーな演出が漲るほど、期待した一体感が得られない。でも、よけいな緊張はいっさい与えないから、フツーに乗れるところが偉い。たぶん、TTは隣に女の子乗せて流したほうが似合っているということ。

Z4はバイクみたいにクィックかつ、フィット感がある。自分を中心に重量物が動く感じ。TTは、軽い。ステアリングから動きまで、国産車みたいに軽い。すごくよくできたフツーのFFみたいなんですよ。ただし、エキサイティングな加速つき。

また、スイフトなんて加速はぜんぜんTTに適わないけれど、「おおっ」という爽快感があったかな。アウディとは質感からなにも段違いだったけれど、ハンドリングはむしろTTよりも楽しかったくらい。

自分がクルマになにを求めているかで、TTの評価って変わってくるよね。

新型TTはかなりいい感じなんですが、私的にはドイツ車の重厚感がなくてびっくりしました。これがアウディの味付けなんですかね。それともハイテク満載しすぎると、無機質になっちゃうんですかね。

たぶん、私が気になったのはイージー・ゴーイングすぎて、TT独自の世界観が創れていないところかな。いや、すごくいいクルマですよ。一応四人も乗れるし、ラゲッジもそんなに狭くない。セカンドカー用途として考えてもグー。

ただ、後ろ髪惹かれるような感動が希薄かな。ホント、なにをクルマに求めるかで評価がぜんぜん変わってくると思うし、ちょい乗り程度じゃわからないからね(といっても、ちょい乗りでもZ4はメチャ楽しかったな)。

2006年10月28日

かつてのホンダ・デザインよ、もう一度

80年代ホンダのカーデザインはやっぱり凄かったという話を、このブログにもちょくちょくコメントをくれるyanaさんとした。

まず、ワンダーシビックでしょ。かっこよかったなあ。
そして、CR-X。シティ。初代プレリュードもよかった。極めつけはレジェンド・クーペですよ。あんなに美しいプロポーションをもったクルマは往年のBMW6シリーズくらいかな。初代アコードワゴンも凄かったよね。

なのに、最近のアコードは、欧州車のパクリかなと思えるディテールが散見されるし、車種全体を見渡してもデザインにあの頃のキレがない。企業として成熟してきた証拠なんだろうけれど、Power of Dreamsというスローガンを謳っているのだから、それがデザインでも発揮されたらいいな。

あのときのデザイナー陣はもういないのか、あるいは現場を離れてしまったのか。

……と思っていたら、欧州でリリースされた新型シビックは、昔のワンダーシビック並みのインパクトですよ。

シビックのCF(あまりクルマが見えない!)

About 2006年10月

2006年10月にブログ「東京モーターヘッド」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2006年09月です。

次のアーカイブは2006年11月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type