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カリフォルニアの風、というか砂埃

本日、ロスからプロペラ機で20分ほどかかる郊外に着いて2日めです。

しかし、なにもないところです。

どのくらいなにもないかというと……

emptyplace.JPG

こんな感じ。ずっと彼方まで続く道路しか見えません。人家や店とかもいっさいありません。

今回、クルマを借りていないので、仕事が終わったあとにはホテルの部屋以外に散歩のしようがありません。

そこで、気合い一発、せっかく来たのだからと、有名なカリフォルニア随一の広さをもつというショッピングモールまで歩いていこうと思いつきました。

……この行為、かなり無謀でした。

ネットで調べた地図がマイル表示なのに、メーターと勘違いしていたので大変。
結局、2時間くらい歩くはめになりました。

しかも、歩けども歩けどもなにもない。
不安に駆られて、発狂するのではないかと思いました。

途中、寂れたワイナリーをみかけました。寄ってワインでも飲みたかったのですが、それどころではありません。

winaly.JPG

ヒッチハイクは怖いのでやめて、ひたすら歩き続けました。
がんがん飛ばしていくクルマに轢かれないかという恐怖、そして「ヒッチャー」のような殺人鬼に拉致されないかという疑念がわき起こりました。

目的だけを見失わないで、とにかく信じて歩き続ければたどり着くのだという簡単なことが本日よぉく理解できました。

そのショッピングモールが、オアシスに見えました。

ontariomills.JPG

道路沿いの砂のうえを歩いてきたので、汗と砂埃にまみれて靴もジーンズも汚れてしまいました。
目的地では冷房が効いていて、うれしかったです。そこで夕飯を食べました。

アメリカで食べた料理のなかで、もっとも美味しかったこのタコス。ただのファストフードなのに旨い!

tacos.JPG

そのままなにをするわけでもなく、ショッピングモールをあとにし、また地獄の進軍に戻ります。

歩いているうちにどんどん日が暮れていきました。

lastsunset.JPG

いやはや、家族や誰かと一緒だったら、「どうしてもクルマを借りろ!」と非難囂々に違いありません。真っ暗闇になってから、自分でも「41歳にもなって、なにやってんだろ、俺?」と思いました。

幸い犯罪に巻き込まれることもなく、往復4時間かかってホテルに到着。足の裏が擦り剥け、足が棒のようになりました。

アメリカって、言葉さえわかればどんな人でも暮らせるくらいオートマティックにできている社会です。
クルマをもっていると、最強ですね。日本の郊外もそうなりつつありますが、アメリカのオートマティックさにはまだ及ばないと思います。

でも、徒歩になったとたん、すべてが裏目に出ます。汚い、怖い、不便……。
特に南カリフォルニアなんかを歩いてはいけません。

いつも出張は都市部でしたが、今回ほどなにもない辺鄙なところは初めてですね。
なんだか精神的に鍛えられました。

自分のなかの結論としては、目的地を定めたら最後まで行け、と。その過程で己を信じられなくなったら負けということですね。まるで会社経営のようです。いや、人生そのものか。

コメント (3)

おつかれさまです。

僕も西海岸はいったことがありますが、郊外は本当になにもなさそうですねえ。

ちなみに車の免許持ってないんで、絶対僕はロスは行きたくないですね、もう。

でも東京の喧騒から離れて少しおやすみにはなるのでは?

ともあれ、レポート期待してます。また音は要望くださいね。

ずっとレポート更新と時差ボケで、ちっともお休みになれないところが海外渡航の難点ですね。

しかも、自分はどちらかといえば、孤独に弱い仕様なので、もう日本に帰りたくて(涙)。

yana:

「パリ、テキサス」みたいな絵で、ロス郊外放浪、ちょっとうらやましく思いましたが、読んでみたら、そんな甘いもんじゃなっすね(笑

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2006年10月01日 03:09に投稿されたエントリのページです。

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