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愛車紹介 : トライアンフ TIGER

私の相棒は、野を駆ける虎のようなやつで、その名も「タイガー」といいます。トライアンフのトラだから、虎尽くしですね。ちなみに2001年モデルの旧型です。

最新型がスポーティーになってしまいましたが、旧型のおっとりした感じ〜いかにも、アルペンローダー〜という、塊感も捨てがたいと思うファンも多いのではないでしょうか。

はじめて見たとき、写真とは違うその巨躯に緊張したものですが、乗りだしてしまえば、なんの違和感も感じませんでした。雑紙には「タンクに燃料を入れると重心位置が高くなり、挙動が変わる」というような旨のことが書かれていましたが、私にはほとんど無視できる範囲のものです。

tiger2.jpg

むしろ、あまりにフツーに乗れてしまい、そして、そのまま気分よく流したり、ちょっと飛ばしてみたりと、どんな速度であろうと、融通無碍(ゆうづうむげ)なる動きをするところに大満足。飽きません。

エンジンは最高です。低速ではゴリゴリした硬派な振動を伴いつつ(疲労はない)、ある領域からは柔らかな絹のようにとても滑らかに回りますが、これはツインとも四発とも趣きが異なります。音質も図太くて勇ましく、バックファイアーが多いのですが、それもご愛嬌。

ハンドリングは挙動がわかりやすく、パーシャル旋回時のアクセラレーションも意識とぴったり調子をあわせてくれます。

ちょっと前のイタリア車が車体と会話しながら卸していくものだとしたら、このタイガーは会話以前に、思ったとおりにすべてが追従してくれるため、まるで神経系統の延長のようです。そのため、無用な緊張を強いることもなく、自分のベッドで寝るときのような安心感を覚えるでしょう。

パニアケースを装着していますが、脱着したときに比較し、運動性が必要以上に劣ることもありません。むしろ、がんがん荷物を積んでも、ハンドリングは巌のように変化しないところが、欧州ベストセラーの面目躍如ですね。

高速を直進するとき、それはまるでタンカーや戦車のようです。この安定性は病み付きになりますね。W124ベンツのAピラー剛性が高いような無敵感といいましょうか、乗ったことのある方ならなんとなく分かっていただけるのではないでしょうか。

とにかく、どこまでも走り続けたくなり、そして、疲労が少ないところが最大の長所です。

これからどこに旅立とうか想像力がかき立てられるバイクでもあります。
乗ってもよし、降りて眺めてもよし、まるで愛犬のようにこの虎は、路傍に佇みます。
日本での流通量は少なく、入手がもはや困難な絶版だからこそ、ますます惹かれています。やっと会えた理想の相棒としてぞっこんLOVEなので、潰れるまで乗りたいですね。

トライアンフのバイク整備を解説した英国Haynes社の本

旧タイガー用サイドケースホルダー

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2007年12月05日 18:34に投稿されたエントリのページです。

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