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 2005年06月21日

この日のCOTOBACO

メニュー豊富な政府のベンチャー施策


メニュー豊富な政府のベンチャー施策--重要なのは使い方と意識の変革 - CNET Japan

しかし、日本のベンチャー企業を取り巻く状況は厳しいものがある。上記のような企業は、創業者の特異な資質と情熱によって発展を実現してきた面がある。こうした一握りの成功者をのぞけば、日本ではベンチャー企業が育成されにくい面があるのだ。

CNET Japanに掲載された日本のベンチャー企業育成の現状に関する記事です。

日本でベンチャーが育ちにくいという現状の理由として「企業成功者=お金儲け=悪いこと、といった歪んだイメージや認識がある」とか「若者の間で安定志向」とか「事業や企業に対する見極めができる人材が少ない」といった事をあげています。

で、日本政府はベンチャー育成施策として1円起業であるとか立ち上がったばかりの起業への金融支援などをおこなっているよ、としてベンチャーを後押しするメニューは一応、豊富にそろっており、あとは利用者の使い方次第であるといえよう、としています。

まあ、たしかにそうなんだけどね。

でも一番の問題はいくらいいベンチャが出てきてもお客さんがつかない、ってことですね。いくらいい商品でも、できたばっかりの会社だったら担当者レベルではOKが出てもその上司に書類が回った時点でアウトになることがほとんど。すごく保守的ですよね。例えば、某大手ITインテグレータなんて有限会社は最初から相手にしませんし。

エンドユーザは信用のあるインテグレータからしか買わないし、インテグレータはいちいち有象無象の新興ベンチャという名の零細企業なんていちいち相手にしてらんないわけで。新しく出てくる商品は確かに安くて画期的かもしれないけど、肥大化した企業を支えるには利益率が高くて手間がかかって人件費を請求できる商品の方がよかったりするんですよね。

で、そうこうしているうちに、いくら国が支援してくれてもいつかは資本金が尽きてしまうわけです。だって売り上げがないんだもん。
それが、

99年から2001年の開業率は3.1%であるのに対し、廃業率は4.5%だ。米国と逆に「開廃業率の逆転現象」が生じているのだ。

という状況を生んでいるわけです。せっかく創業を支援しても廃業するほうが多かったら意味ないじゃん。

なので国にはもう1歩踏み込んで創業3年以内の企業との取引額に対して減税をするとか、既存企業と新興企業とのビジネスが円滑にいくための制度の整備などにも着手してもらえるといいのにな、と思います。

つまり創業資金部分は民間のエンジェルとかVCに任せちゃって、その後の部分を支援してくれるほうが全然いいです。そうすればわけのわかんない事業プランに無意味にお金が流れていくこともなくなりますし。

1円起業もねえ、とりあえず会社が乱立して国的には法人税・事業税の収入は増えるかもしれないけど、幽霊会社もたくさんでてくるんで全体的にベンチャ企業の質とか信頼レベルを落とすことにつながっているのが社会的に痛い。

まあ、こういうひでー状況でみんなよくがんばっているもんですな。


 投稿者 nagasawa : 2005年06月21日 16:15

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