2006年07月04日
徳力度の高い「未読RSS恐怖症」対策記事
ITmedia Biz.ID:“情報を読まない”情報収集術――「未読RSS恐怖症」対策
ただ、RSSリーダーに慣れてくると、陥りがちな病気があるんです。
またくだらないこと書いているバカがいるな、と思いながら著者を見たら徳力さんじゃないですか。
(徳力さんのプロフィールはリンク先記事に書いてあります)
徳力さんの書くテキストはわざと突っ込みどころを作り議論を生み、その結果サイトへのアクセスを向上させるという非常に高度な技をさりげなく使うので注意が必要です。ふー、危ないところでした。
例えば、今回徳力さんは「病気」という単語を使っていますが「恐ろしい」という形容詞には「?」が付いているものの、病気そのものは言い切っています。病気ですよ、病気。きっと保険がきかないであろう症状の病気ですよ。病気だったら症例があるんか?論文あるんか?と突っ込みたくなるところです。そうです、ここに罠があるわけです。
さて、徳力さんは続けます。
未読RSS恐怖症克服のための3つのポイント
果たしてこれが本当に効果を発揮するのでしょうか?この論理の根拠はどこにあるのでしょうか?実証実験はどのようにしてやられたのでしょうか?サンプル数は?そしてその効果のほどは?つっこみどころは満載です。さすがだな。
そして徳力さんの最大のポイントは結論に「まったくあたりさわりのない事」を持ってくる点です。今回はこんな感じ。
ただ、残念ながら私たちが一生に処理できる情報量は、それほど大きくは変わらないというのが現実です。全ての情報を収集しようというのは素直に諦めつつ、上手くRSSリーダーを活用してインターネットやRSSのメリットを活用しましょう。
うまいなあ。
で、この徳力さんのテキストの書き方は以前「徳力メソッド」としてWebdogさんの「徳力メソッドというブログの書き方」でもその秘密が暴かれました。
その記事によるとポイントは3つ。
1.タイトルで言いたい事は語り尽くしてしまう
2.本文は単に思い付いたことをつらつらと。
3.締まらない締め方、何もまとめずに終わる
1に関しては今回はあてはまらないんですがその理由は一番最後に。
2と3は今回も健在です。
ブログでのテキストの書き方はいろいろあるわけですが、徳力メソッドを習得するとまた違った世界が広がるかもしれません。残念ながら私にはまだ高度すぎるようですが。
でもさ、まじめな話、インターネット依存症と便宜的に呼ばれているいわゆる「テクノストレス」というストレスが実際にあってそれにかかってどうしようもなくなちゃった人というのを知っているので「病気」って表現はどうかと思うよ、と思いつつ、この時点で罠にかかってしまったわけだ。
だからタイトルは「未読RSS恐怖症」なんですね。編集の人、ナイス。
投稿者 nagasawa : 2006年07月04日 19:43
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:(モダシンへのリンクが記事中にない場合は弾かれます)
1917