Microsoftは「Silverlight」戦略を変更したかもしれないが、クロスプラットフォームのランタイム・開発プラットフォームであるSilverlightは現在も活発に開発が進んでいる。
詳細が明らかになったマイクロソフトの「Silverlight 5」--40以上の新機能を搭載へ
なんというか、マイクロソフトとGoogleが戦っている間、Adobeがひっそりとクラウド系に進出しているように、AdobeとAppleがFlashでごちゃごちゃやっている間にマイクロソフトがひっそりとSilverlightをエンハンスしているってのがなんか面白いですね。
Microsoftの幹部はイベントの前、Silverlight 5のパブリックベータを2011年第2四半期に、正式版は2011年内に公開する予定だとすでに述べていた。
といってもさすがに大会社、結構先のお話をされていますね。
Microsoftとパートナー企業のTelerikは、「Microsoft Silverlight Client for Facebook」として呼ばれていたFacebook向けクライアントの正式版を発表した。Microsoftは先にベータ版を公開しており、今後はTelerikが同アプリケーションの開発とメンテナンスを行うことを発表した。名称も変更され、「Telerik f!acedeck」となる。同アプリは無料で「Silverlight 4」をベースとしている。
これもGoogleがFacebookと戦っている間、ひっそりとFacebook側についているあたりが実におもしろいわけです。
Microsoftの関係者によると、Silverlight 5は40以上の新機能を含み、これはSilverlightユーザーコミュニティーから寄せられた新機能の要望の70%に応えるものだという。新しい機能の多くは、Silverlightのリッチメディアおよびビジネスアプリケーションの開発プラットフォーム機能に注力したものだ。
Silverlightのリッチメディア処理は素晴らしいものがあるんですが、確かにビジネスアプリケーションでの利用となるとちょっと採用には勇気が要りますよね。それはFlashでも同じだったりするんで、この分野に力を入れるってのはどうかなあ、という気もするんですが、でもFlashと戦おうとするとマイクロソフトが強いビジネス分野からのアプローチ、というのもわからないではないです。
にしても、Sliverlight使っているサイトは見かけないなあ。