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Google+のビデオチャット「Hangouts」のテクノロジー

Googleが先日発表し、現在招待された人のみがログインできる「Google+」の中のサービスに複数人によるオンラインビデオチャットサービス「Hangouts」というものがあるのですが、そこで使われている技術についてわかりやすくまとめた記事がありました。

The technology behind Google+ Hangouts -- Online Video News

で、この記事が結構面白いです。

「Hangouts」は非常に面白く、友達とこれを使えば時間がいくらあっても足りないぐらいです。なんというか「無限の時間空間」にいるような感じで、いつまで経ってもやめることができません。とてもやばいです。そのあたりの事はいしたにさんのブログ「みたいもん」の以下の記事の「ビデオチャット」のあたりを読んでみてください。

みんな!やっぱりGoogle+(グーグルプラス)は未来を見せてくれたよ!

で、このビデオチャットですが、最初に起動するとプラグインのインストールを要求されますが、プラグインを入れてしまえばあとは何もストレスを感じることなくビデオチャットを楽しむことができます。

ん?何もストレスを感じない?

これってすごいことですよね。

そんなわけでリンク先記事です。

Making video chat work at scale can require a lot of resources, which is why there has been a movement towards peer-to-peer (P2P) solutions to offload video and signaling traffic between the clients involved. Skype makes use of P2P for that very reason, as does Chatroulette. However, P2P can introduce latency, which can be especially bothersome if you chat with 10 people at a time. That's why Google went down a different route for Hangout.

ビデオチャットを実現しようとするとトラフィックやらなんやらいろんなリソースを使用するのでP2Pの形式になるわけで、SkypeやチャットルーレットががP2P方式でビデオチャットを実現しているのはとてもリーズナブルなんだけど、でもP2Pの場合遅延の問題があり、例えば10人と一度にビデオチャットしようもんなら非常にやっかいな話になります。そこでGoogleは違う方式を採用することにしました。

違う方式?それって何?もちろん、クラウドですよ。

"To support Hangouts, we built an all-new standards-based cloud video conferencing platform," explained Google Real-time Communications Tech Lead Justin Uberti in a blog post on Tuesday. He added that Hangouts uses a client-server model which "leverages the power of Google's infrastructure."

HangoutsはGoogleのインフラストラクチャのパワーを最大限に活用するクライアントサーバー型で実現されているようです。このあたりは開発したJustin Ubertiさんの以下のブログを読んでみてください。

Announcing Google+ Hangouts

ちなみにこのブログの中でHangoutsのテクニカルポイントとして以下のものが挙げられています。

Fully browser-based/cloud-based
Client-server: leverages the power of Google's infrastructure
Designed for low latency (< 100 ms) and high performance (multicore + hardware acceleration)
Standards-based: XMPP, Jingle, RTP, ICE, STUN, SRTP
Fully encrypted (HTTPS + SRTP)

さて、話をリンク先記事に戻すと、Hangoutsはプラグインのインストールが必要、と書いたのですが、これは将来的にはプラグインなしでできるようにする気です。というのも、

This will be done in part through a new framework for realtime communications (read: text, voice and video chat) dubbed WebRTC that the company open-sourced in May.

ということで先日発表されたWebRTCに置き換えるつもりのようです。

Chromeブラウザ初の「WebRTC」実装発表 - JavaScript/HTML5でIMを簡単開発

で、コーデックに関しても、現在はVidyoからライセンス提供されている技術を使っていますが、これはVP8になるのではないか、とリンク先記事は予測しています。

In fact, VP8 is already being used by Skype for its group video calling feature, and Google's WebM project manager John Luther wrote in February that VP8 is an "exceptionally good codec for real-time applications like videoconferencing."

WebMとVP8で実現されるようになれば将来のブラウザのデフォルト状態でも利用することができるようになるわけですね。

最後にデバイスの話が書かれていました。

クラウドを使ったクライアントサーバー型、そしてブラウザに組み込まれたコーデックとくれば次はそれを利用するデバイスはどうするんだ、って話になるわけですが、

Desktop users will get to view full HD video, users on mobile devices will receive optimized streams to deal with bandwidth issues. And Google TV users could see Hangouts appear on their TV sets sooner than they think, because Google TV comes with a full-blown Chrome browser.

デスクトップ&ノートブックPC、モバイル、そしてテレビ間でビデオチャットができるようになるわけです。

A few companies have started to bring multi-person video chat to mobile devices, but cross-device video conferencing is still in its infancy, and Google could have a good chance here to capture the market early on.

いくつかの企業が複数人によりビデオチャットサービスをモバイル機器に対して提供していますが、異なったデバイス間のビデオチャットはまだ始まったばかりで、その点でGoogleはこの分野で成功する可能性があるわけです。

で、Googleのスポークスマンは次のように語ったそうです。

Again, we can't comment on future product plans. However, Google Plus heavily invests in mobile products as we believe you should be able to share and communicate, whether you are on the web, tablet, or phone."

「Google+」(及びHangouts)はこれまでと違ってかなり本気だな、って気がするのと、Skypeを買収しなかったってのは社内でこういうプロジェクトが進んでいたからなんだな、って思うといろいろ納得してしまいます。

ついでですが、この記事に対してあのロバート・スコーブルがこんなコメントを残しています。

This is what will keep me using Google+ long after the "new feed" smell has worn off.

まあ、難しい話は抜きにしてもHangoutsは友達と一緒にやると楽しいですよ。

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このページは、nagasawaが2011年7月 1日 20:35に書いたブログ記事です。

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