米Appleは19日、iOS向けの電子書籍閲覧・管理アプリ「iBooks」のバージョン2.0を公開した。App Storeから無料でダウンロードできる。iPad用にデザインされた、マルチタッチ対応/フルスクリーン表示の電子教科書(iBooksテキストブック)に対応した。同社では、このiBooks 2によって教科書を再発明したと表現している。
Appleが「iBooks 2」公開、iPad向けで電子教科書機能を提供
米国と日本の学校における教科書事情というのは全然違うんで、これがそのまま日本にもくるかといえばどうかわかんないし、そもそも入ってこないかもなあ。
iBooksテキストブックでは、教科書内にインタラクティブな図版や3Dオブジェクトなどを盛り込むことが可能で、内容を効果的に理解できるようになっている。現在は米国でのみ提供しており、Houghton Mifflin Harcourt、McGraw-Hill、Pearsonが各教科のiBooksテキストブックを販売開始した。
iPadは確かに素晴らしいのですが、「クラス全員が所有する」ということを考えるとKindleに比べれば高いし、なによりiPadでしか読めない/使えない電子教科書ってそもそもいいのか、と考えるといろいろ微妙ですね。
ま、それはおいといて、キーノートのビデオ観ながら「いいな」と思ったのはこれ。
iBooksテキストブックでは、本文を指でなぞることで、蛍光ペンをひくように、該当部分に色をつけることができるハイライト機能がある。ハイライトした部分やメモなどはノートビューで閲覧可能。また、単語カードのようにカードとして自動的にまとめる機能もあり、カードを見ながら覚えたかどうかを確認するのに役立てられる。
ハイライトした部分だけをまとめて見たり扱ったりすることができるんですよ。
でも例えばこれがKindleみたいというかソーシャルネットワーク的にクラスの友達がマークした場所が共有できるといいですよね。クラス1番の人がマークした箇所と自分がマークした箇所を比べることができれば、理解に対するアプローチとか教科書の読み方も変わるのではないでしょうか。
ちなみにうちの息子が「iPadはテスト勉強に最適!」と言っていたので、WindowsノートPC持っているのになんで?と思いその理由を聞いてみると、机の上の教科書とノートを置いて勉強するときにその横に置いて使えるから、だとか。つまり同じ面に並ぶわけです。
ノートPCだと視線をノートPCの画面に移動させるのが頻繁に発生すると教科書/ノートのどこ見ていたかわかんなくなっちゃう、と。つまり視線移動が少ないのがいいようです。なるほどなあと思いました。