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任天堂はなぜソーシャルゲームをやらないのか

任天堂はなぜソーシャルゲームをやらないのか(上) 関係者が見据える「バブル市場」の不確定要因と未来図|コンテンツ業界キャッチアップ|ダイヤモンド・オンライン」という記事がありましたが、これが面白かったのでご紹介。

勢いを取り戻しつつある任天堂ではあるが、それでも「任天堂は自社ハードをあきらめて(もしくは自社ハードに限定せず)、儲かるソーシャルゲームビジネスに参入せよ」という趣旨の発言は、相変わらずネット上で散見される。
任天堂の収益は、巷で言われているとおり、ソーシャルゲームビジネスに参入すれば、本当に改善するのだろうか。それならば、なぜ任天堂はやらないのだろうか。今回は、前後編にわたってその理由を考えてみたい。

個人的には、任天堂が作るゲームは音楽や映画、小説のような作品であり、ソーシャルゲームのようなものとはドメインが違うものだと思っているので、任天堂がソーシャルゲームそのものをメインにする必要はなく、ソーシャルゲーム的エッセンスを微妙にゲームに取り込むぐらいでよいのではないかと思っております。

ただ、まあ煩雑な権利処理をすることなく携帯端末に対して任天堂キャラクターを使ったライトウェイトなゲームを提供する子会社のようなものを作る、ってのはありかなあ、とも思っておりますが、それやるならXbox Liveみたいにもっとちゃんとしたもの作るだろうなあ。

それはさておき・・・

任天堂の過剰とも思える反応を見る限り、任天堂はソーシャルゲームを「やらない」というよりは、「やりたくない」と考える方が自然のような気もするが、実は同社の岩田聡社長は、「アイテム課金そのものは否定しない」と語っている。それではいったい、任天堂は何を否定しているのだろうか。

ソーシャルゲームの肝である「アイテム課金」そのものは否定しないと。ただしそれはソーシャルゲームの「アイテム買わないとゲームがなかなか先に進まない/ボスに勝てない」というものとは違うようです。

岩田社長が考えるアイテム課金とは、追加コンテンツタイプのようだ。「任天堂の何かのゲームの追加ステージとして、『これを遊ぶためにはあといくら払っていただけませんか』ということは、あって良いのではないか」とも述べている
さらに岩田社長は、ソーシャルゲームでよく見られる「数字のパラメーターだけを触って、何かの鍵を開けるとか、何かがものすごく有利になるとかという形で課金する」ことは、「クリエイティブの労力に対する対価ではない全然別の構造」なので、「それを追求すると、短期的に収益は上がるかもしれないが、お客様と私たちの間での長期的な関係」はつくれないため、「任天堂のコンテンツに対してはすべきではないと考えている」そうだ。

つまり、

「任天堂はアイテム課金前提で作られているソーシャルゲームはやりたくない」と考えていいだろう。

とはいえ、「収益」の観点から考えればやはりソーシャルゲームは見捨てておけないわけですが、そのあたりは収益モデルが違う、ということで説明できそうです。詳しくはリンク先記事を読んでみてください。

で、まあそうだよね、という部分を引用して終わりたいと思います。このリンク先記事、とても面白いので是非読んでみてください。

「サービス面で多様性を生み出したソーシャルゲームですが、競争が激しいがゆえに、新しいサービスの開発には陰りが見え始めています。家庭用ゲームの資産を消費した後には、どうなるのかという不安がある。支払ってもらったライセンス料程度はソーシャルゲームに付き合いはするが、開発本隊は温存して今後の市場動向を注視しているというのが本当の実態です。新年早々なんですが、何時バブルがはじけるだろうと怖がっている人は多いと思いますよ」
結局は、ソーシャルゲームバブルがはじけて、任天堂がソーシャルゲームをやるまでもなかった、というオチもあり得るというわけだ。そして、幹部は次のように続ける。

「ネットワーク化やソーシャル化の流れを見たとき、今のソーシャルゲームは1つの形態に過ぎず、『ポストソーシャルゲーム』としての新しいネットワークゲームは遅かれ早かれ興るでしょう。任天堂の岩田社長なら、それを当然考えているはずです。

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このページは、nagasawaが2012年1月 6日 13:55に書いたブログ記事です。

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