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10年後は「ファイルって何?」って世界になるかもしれない。

ギズモード・ジャパンに「Macintoshの最期」という記事が掲載されはてブやTwitterで反響を生んだのは昨日のお話です。

はてブ(334)
Twitter(1231)

で、その記事では

Mac OS Xは、先週発表されたMountain Lionで「OS X」になりました。そう、「Mac」がなくなったんです。これは明確な意図があってのネーミングだと思われます。つまり、20年以上も続いてきたMacintoshというデスクトップメタファーの終わりが近いことが示されているのではないでしょうか。

ということでデスクトップというメタファーが終わるんじゃないか、的なことを書かれています。で、マイクロソフトもMetroで同じような方向を向いているよね、と。

大事なのは、MacにおけるFinderにしろWindowsにおけるExplorerにしろ、その役割を終えつつあるということです。デスクトップメタファーが消えていくということです。

これはどういうことかというと、

iOSとMetro搭載のWindowsでは、ユーザー体験は異なるものになるでしょうが、核となる構造がデータベースドリブンであると言う点において共通しています。どちらを搭載したデバイスでも、ユーザーの持つ楽曲や動画や文書やスケジュールやゲームスコアやソーシャルなプロフィールといったデータが、全デバイスからアクセス可能になっています。アップルユーザーの場合、そうした情報はほぼ独立のアプリからそれぞれアクセスする形が取られています。マイクロソフトユーザーの場合、情報の海はひとつにまとまっていて、その海をナビゲートされる方法がたくさんあるという作りです

まあ、要するに「ファイル」というものがなくなる、というわけです。

さすがに「ファイル」という概念がなくなる、と書かれるとそれに反応せざるを得ない人はたくさんいることでしょう。そこは予測可能なので、

この変化を望まない人がいることも、理解できます。彼らいわく、「ファイルを管理したい」とか「仕事では使えない」とか、いろいろと不安なことがあるのです。ただ、そう主張する人たち自身も、実はもう変化してきているのです。

ということで、予想通りはてブのコメントでは「ファイルはなくならないよ」的なコメントがついています。

でだ!

この記事に続きます。

新・OS X ハッキング! 番外編:夏登場の「Mountain Lion」、ココに注目

いくつもの新機能があるなかで、もっとも期待すべきは「Documents in the Cloud」のサポートだろう。同機能は、iOS 5(で動作する一部のアプリ)ですでにサポートされていたが、Mountain Lionへの導入により、今後OSの標準機能として定着させる方針が明確となった。

「Documents in the Cloud」というとDropbox的に作成したファイルをクラウド上にアップロードしてそれをいろんなデバイスから参照する、っていう方式を想像するかもしれませんが、実はそれは違います。

データをクラウド上に保存する手段として、Lionでは2つの方法が用意された。1つは、NSDocumentやNSFileMangerクラスを利用する、"ファイル"を扱う従来型の方法。そしてもう1つが、文字列にオブジェクトを関連付けて保存する、key-Value型のデータ保存法だ。

で、大事なのがこれ。

これは筆者の推測だが、Mountain LionでAppleは後者のアプローチを選択するのではなかろうか。key-value型であれば、文書の差分情報を逐一転送するはずの「バージョン」にも対応できるだろう。NSUserDefaultsがクラウド対応したかのようなNSUbiquitousKeyValueStoreクラスなど、iCloud上の差分情報を扱うAPIもLionの時点で整備されている。ローカルに保存すれば「バージョン」に対応するがiCloudではダメ、では機能的にアンバランスということもある。

つまりどうなるかというと、

つまり、不可分なデータの連続体としての"静的ファイル"から、細かくスライスされたデータの集合体、言ってしまえば"DB的ファイル"へ、Mountain Lion以降文書のあり方が変わっていくのではなかろうか。クラウド上ではどのような形で保存されようが、ローカルに"静的ファイル"として取り出す手段を用意しておけば、従来型システムとも共存できるはずだからだ。このような世界観こそが、iCloudをOS標準の機能として用意したAppleの意図と考えるのだが......。

Appleは結構な時間をかけて「静的ファイル」というものをなくしていきたいのかもしれません。データはOSが管理していて、必要に応じて適宜「.txt」や「.csv」という形式で出力(エキスポート)されて利用されればいいわけですから。

もしかすると10年後の一般ユーザは「ファイルって何?」って世界になるかもしれませんね。

個人的にはファイルで管理してても別に問題ないんだけどビジョンを持っている人はそうは考えていないんでしょうね。このあたりは開発者向け会議なんかで語ってもらいたい部分ですね。

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このブログ記事について

このページは、nagasawaが2012年2月21日 20:18に書いたブログ記事です。

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