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「ポパイ」のリニューアルで考える時代の変化----シティボーイは復活するのか、ホントに

そのとき、その場所で生きる人たちの好き嫌いの指向性が時代という区切りを生む。時代の変化を敏感に察知する存在として、雑誌というのはいまでも「それなりに」機能しているのであって、リニューアルしたポパイを見ながら僕は、時代の"潮目の変化"を感じたのだった。

「ポパイ」のリニューアルで考える時代の変化----シティボーイは復活するのか、ホントに

これな、これ、雑誌「ポパイ」のリニューアル。

今出ている号からリニューアルしたんですが、1回ざっと読んで「これはもう買わなくていいな」と思いましたよ(すみません、これまで毎月買っていました)。

で、リニューアルなので何かしらの制作側の意識の変化があるわけですが、それは何かというと「"Magazine for City Boys"」ということで今出ているやつは「シティボーイのABC」という特集を組んでいます。えっ、何?シティボーイ?

しかし、そもそもシティボーイってなんやの? そんな疑問がわくのは当然のことだ。僕もそう思った。シティボーイって。ねえ......。

今更シティ・ボーイって言われてもなあ、というか、そんな単語使ってるやついねーよ、とか、耳にするだけで恥ずかしい気持ちになるんですが、今月のポパイの中ではガンガン使われております。

そんな疑問を想定してか、リニューアル第1弾では、ほぼ全誌面を使ってシティボーイの定義づけを行っている。アイコンとして引き合いに出されるのは、「植草甚一」「伊丹十三」「片岡義男」「YMO」「小津安二郎」「加藤和彦」「スパイク・リー」「ポール・オースター」「タモリ」「スパイク・ジョーンズ」「テレンス・コンラン」「岡本太郎」「古今亭志ん朝」「小沢健二」「山下達郎」などだ!

何この人選、って思いましたよ。でも、もしかすると今の大学生とか20代の若者はこういう人達にあこがれているのかもしれないな、ってできるだけ理解しようと思いましたけど、やっぱり無理です。というか、この人達って私がとても若い頃にあこがれた人なわけで、それが「今また再び!」なわけないよなあ(ちなみに私の場合、この他にジム・ジャームッシュとかデビッド・バーンなんかが加わります)。

凄いね。僕は凄いと思ったよ。このアイコン群を見て「ああ、はいはい。まあね、そうかも。シティボーイって云ったらこの人たちだよね」と涼しい顔をして受け流すのがどんな人なのか全然想像できない、という意味で凄いと思った。

同意ですね。でも、いちおうこの記事を書いた方はある種の同業者の方なので、次のようなフォローが入ります。

ともあれ、いまは「こんな時代」なのだ。少なくとも、マガジンハウスというメジャーな出版社が「これからはシティボーイですよ」と堂々と提案するような時代だと云うことだ。

まあ、でも確かにマガジンハウスが「今はこれ」と判断して出しているわけだから、時代はそうなっているのかもしれないですね。まったくそんな感じがしないというか、時代感が共有できていないわけですが。

そういうのを感じ取る感受性がなくなっているという意味で私はもう終わりかもしれない。

来月からはメンズ・ノンノ買おうっと。

POPEYE (ポパイ) 2012年 06月号 [雑誌] POPEYE (ポパイ) 2012年 06月号 [雑誌]

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このページは、nagasawaが2012年5月30日 18:05に書いたブログ記事です。

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