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普及が進まない「Google Wallet」--米国における苦戦の理由を探る

「Google Wallet」は誕生から1年を迎えようとしている。しかし、スマートフォンを財布に変え、消費者が決済を行う方法に革命をもたらすと考えられた同アプリケーションは、軌道に乗りきれずにいる。

 なぜだろうか。理由は、Googleが間違った技術に賭けてしまったからかもしれない。近距離無線通信(NFC)だ。

普及が進まない「Google Wallet」--米国における苦戦の理由を探る

「Google Wallet」が、というよりNFCが米国では受けていないようです。

原因として連携しているクレジットカードがCitibank MasterCardしかない、とか、そのデバイスを提供しているのがSprint Nextelだけだから、というのですが、まあ、それも確かにそうかもしれないですね。

でもリンク先記事ではもっと根源的な話を書いていて、例えば、

第一に、ハードウェアの問題がある。非常に小さなNFCチップをデバイスに搭載しなければならない。そして、POS端末にも、デバイスに搭載されたNFCチップから情報を読み取る機能を追加する必要がある。

というのを上げているんですが、かなり昔からおサイフケータイを見ている/使っている日本からすると技術的にそんなに難しい話なのだろうか、という気がします。

そして理由の2つめとして、

2つめの大きな問題は、デバイスに埋め込まれたNFC技術を通して顧客を管理するのは誰かをめぐって、いまだにビジネス上の争点が存在することだ。
イスラエルに拠点を置くDigimoというモバイル決済新興企業の創設者兼最高経営責任者(CEO)であるYossi Yarkoni氏は、「NFCによる決済をめぐる最大の問題は政治的なものだ。問題の本質は、『顧客を所有するのは誰か』にある」と述べた。

というもので、それって別に決済サービスを提供している会社でいいんじゃないか、と思うのですが、そうでもないみたいです。

こういう話を読むと日本ではよくこれだけ普及したな、って逆に不思議な気持ちになってきます。

で、1つ面白い記述があって、PayPalの中の人が言っているんですが、

「歴史が証明しているのは、人々が時間や金銭を節約できるものでなければ、新しい技術が一般の人々に普及することはないということだ。NFCの技術は手間がかかる。携帯電話を読み取り機にかざす動作は、クレジットカードを機器に通す動作よりも早いわけではない。もっと長い時間がかかることもある」

かざすだけじゃん!そっちの方が早いよ!って思うんだけど、まあ、これは競合会社の人のコメントですからその点を考慮しつつ読む必要はありつつも、こういう発言が「そうだよね」と納得できちゃうような環境なんでしょうね、今の米国のNFC事情は。

でも、日本でQRコードが流行っている時も米国では「そんなのいらね」的態度だったのが、今やQRコードはいろんなシーンで大活躍ですからね。状況は案外簡単に変わるのかもしれません。

とりあえずAppleがiPhoneにNFCを搭載すると同時に銀行のような業務を開始しちゃえば、NFC的には一気にひろがっていくんでしょう。

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このブログ記事について

このページは、nagasawaが2012年5月31日 19:40に書いたブログ記事です。

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