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完全禁煙の飛行機でトイレに灰皿がある理由

今や飛行機ではタバコはまったく吸えないようになってしまいましたが、なぜかトイレには灰皿があったりします。

これってきっと喫煙が許されていた時代に作られたものが交換されずにそのまま使われているんだろうな、って勝手に理解していたんですが、それって間違いだったようです。以下の英語の記事を読んで知りました。

Engineering Infrastructures For Humans | Standalone Sysadmin

で、この記事も同じように「なんでトイレに灰皿があるんだ!」ってことを書いているんですが、いろいろ調べられたようで、結果的にこんなことのようです。

The plane can not leave the terminal if the bathrooms don't have ashtrays. They're non-optional.

トイレに灰皿がないと飛行機は空港から飛び立つことができない。これは必須なのである。ってことだそうです。

なんでかというと、

The FAA has decided that some people (despite the policies against smoking, the warning placards, the smoke detector, and the flight attendants) will smoke anyway, and when they do, there had better be a good place to put that cigarette butt.

FAA(Federal Aviation Administration(連邦航空局))はどんなに機内禁煙にしようと、警告サインを表示しようとなにしようとタバコを吸うやつはとにかく吸うんで、吸った時にその吸い殻を適切に処置できる場所を用意しておかなければならない、としているようです。それがトイレの灰皿、というわけです。

実際吸い殻の処理を誤ったせいで事故につながったケースがあるようです。

Back in 1973, a flight crashed and killed 123 people, and the reason for the crash was attributed to a cigarette that was improperly disposed of.

ヴァリグ・ブラジル航空820便墜落事故と呼ばれる事故が1973年に起こったのですが、それは

午後2時58分に『キャビンで火災が発生した』と緊急事態を宣言する通信が入る。緊急着陸の準備が進められたが、火勢が強まり操縦室の計器類も見えない状態となったため、機長は滑走路に辿り着くことは出来ないと判断、空港手前5kmの地点に不時着した。不時着の際に脚と左翼が折損、エンジンは脱落し、そのまま500m暴走した後に炎上した。
迅速な救助活動が行われたが、この事故で乗員17名乗客118名の135名のうち124名が犠牲になった。犠牲者のうち、シートベルトをしていなかった航空機関士のみが外傷による死亡であり、その他123名の死因は火災で発生した一酸化炭素ないし有毒ガスを吸引したことであった(多くは不時着以前に亡くなっていた)。尚、生存者の内訳は乗員10名と乗客1名である。

というものだったようです。

事故原因は、

火元は客室後部右側のトイレの洗面ユニットが疑われたが、具体的な原因は特定できなかった。乗客による煙草の不始末ないし電気系統の欠陥とみられている。

とされています。

こういう事故を知ると、トイレでタバコ吸って灰皿がないからゴミ箱に吸い殻を捨てた、なんて怖くてしょうがないですもんね。

ということで完全禁煙の飛行機でもトイレには灰皿がある、というのはこういう理由からのようです。

本件に興味ある方はリンク先の英語の記事も読んでみてください。

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このページは、nagasawaが2012年5月22日 19:06に書いたブログ記事です。

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