サイト内検索:

ソフトバンク、イー・アクセス買収後に"仰天展開"

ソフトバンクが来年2月に完全子会社化するイー・アクセスについて、全株取得後に出資比率を大幅に引き下げる予定であることが東洋経済の取材で明らかになった。

ソフトバンク、イー・アクセス買収後に"仰天展開"

取引先の通信機器メーカーを中心に株式売却や第三者割当増資などを検討しており、出資比率を3分の1未満に引き下げる。イー・アクセスは連結子会社から外れる見込みだ。

えっ?

なんだって?

順番に理解していきましょう。

ソフトバンクはもともと、イー・アクセスを完全子会社化したかったわけではない。電波だけ借りることができればよかったという事情がある。

まず、電波が欲しかっただけ、なんですね。

一気に買収へと傾いたのは、ライバルのKDDIがイー・アクセスの買収に動いたからだ。KDDIに買収された場合、LTEの普及で後れを取る可能性があるうえ、料金を高く設定されるようなことになれば1・7ギガヘルツの電波を借りられなくなる。そうなるとソフトバンクは窮地に陥る。

そこにKDDIが登場したわけですね。で、やばい、と。

そこで、孫正義社長は勝負に出た。イー・アクセスに対し、時価の3.5倍に当たる1株5.2万円を提示。大株主であるゴールドマン・サックスの条件を飲み、株式を100%買い取ることにしたのだ。

iPhoneでテザリングを許可すると電波必要ですからね。よい買収金額を提示して勝負に出たんですね。

で、単に電波が欲しかっただけ、という理由以外に出資比率を下げたいのは次の理由もあるようです。

ただ、イー・アクセスは、多くの事業者に自社の通信網を貸し出す事業を収益柱の一つとして展開している。ソフトバンクの完全子会社になると顧客から反発が起こり、事業へ悪影響が出る懸念もあったという。ソフトバンクの目的はあくまでも電波の確保にある。ならば、早いうちに出資比率を引き下げた方がいいと判断したようだ。

ふむふむ。

連結子会社から外すもう一つの理由に、今回の買収をめぐる総務省への配慮がある。イー・アクセスは今年6月、プラチナバンドと呼ばれる700メガヘルツの電波が割り当てられたばかり(2015年にサービスを開始する予定)。それからわずか3カ月で"身売り"となったため、総務省に対し「電波を割り当てた直後の買収を認めてよいのか」という声が高まっていた。

なるほど、なるほど。

ソフトバンクが自ら出資比率を引き下げ、イー・アクセスが独立して経営されることになれば、総務省としてもこれらの批判をかわすことができる。ソフトバンクは11月上旬にも、総務省へ出資比率引き下げの正式な説明を行う方針だ。

つまり「社長!イー・アクセスを買収するそのコストはどうするつもりですか!?」「いや、いいのいいの、最初に少し必要だけど買収済んじゃえば出資比率下げるから大丈夫だよ」ってことなんですね。

これ、買収後に出てくるであろう懸案事項を事前に全部洗い出してて、その問題をクリアしつつさらに損せず電波確保というプラス部分を得てるとしたらほんとすごい戦略ですね。

blog comments powered by Disqus

2011年アルファブロガー受賞

新着DVD

モバイル

Powered by Movable Type 6.1.2

ブログ内検索

BlogPeople ReviewMe!

このサイトのレビューとか応援コメントを書いてもらえると励みになります。

Affi☆List for Amazon

バナー広告

このブログ記事について

このページは、nagasawaが2012年10月25日 21:05に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「R指定テディベア映画、日本公開決定!まさかの全米ナンバーワンを記録した大ヒット作!」です。

次のブログ記事は「10月26日のラッキーさん」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。