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サムスンのシャープ出資、ディスプレー事業出遅れの焦りを反映

Yahoo! Japanに転載されたロイターの記事なのですが、なぜかオリジナルの方の記事が私のSafariではうまく表示できないので転載の方をご紹介。

韓国のサムスン電子<005930.KS>は6日、経営再建中のシャープ<6753.T>に1億1100万ドルを出資すると発表した。これによって浮き彫りになったのは、サムスンがもはやディスプレー事業において世界で文句なしの先頭ランナーではなくなっているという、同社にとって不快な事実だ。

日本でのニュースだとシャープの方が屈辱的な感じに報道されているんで、いろんな見方があるもんだなあ、と思っております。

で、サムソン焦っている、という状況がありまして、それは、

同じ韓国のライバル企業、LGディスプレー<034220.KS>は昨年、液晶ディスプレー(LCD)生産でサムスンを抜いて世界第1位に躍り出た。またLGエレクトロニクス<066570.KS>は、次世代の有機発光ダイオード(OLED)テレビの販売でサムソンをしのいでいる。このOLEDの技術に、サムスンはディスプレー事業の将来を託しているのだ。
さらには出資先のシャープですら、薄型テレビ向け最新LCD生産技術の一部でサムスンより先行している。

なんかサムソンのディスプレイは好調な気がするんですけどね。まあLGが伸びているのは確かにその通りですが。

で、ポイントはOLEDディスプレイのようです。(OLED: Organic light-Emitting Diode(有機発光ダイオード))

現在、小型のスマートフォン向けOLEDディスプレー市場でサムスンはほぼ市場を独占する。1日当たり約50万枚を生産し、2桁の利益率を生み出している。しかしサムスンは、OLEDテレビの生産では苦戦を強いられている。従来の「RGB方式」に縛られているが、この技術は大型ディスプレーへの適用が難しいためだ。
これに対してLGのOLEDテレビは、製造コストが安く、不良品率が低下して生産性が上がる「ホワイト方式」を採用している。

ということで55インチぐらいの大画面OLEDテレビの開発が遅れているサムソンにとってはシャープというのはとても魅力的なわけです。

そこでシャープの出番となる。シャープは世界で唯一、第10世代と呼ばれる液晶ディスプレーのマザーガラス製造工場を保有する。この工場は、60インチのディスプレー8枚にカットできる3平方メートルのマザーガラスを作ることが可能。アナリストによると、3枚分にしかカットできない第8世代のマザーガラスに比べてずっと効率が良い。

とはいえ、バランス的にはやはりサムソンの方に分がある今回の取引です。

同氏(NHインベストメント&セキュリティーズのアナリスト、リー・スンタエ氏)は、サムスンとシャープの資本提携は、サムスンにとってOLEDテレビ技術の開発が順調になるまでの間、市場に参戦し続ける上で有益な手段だとの見方を表明。「サムスンは第10世代のマザーガラス製造工場を建設するのに比べて、ほんのわずかの金額で大型ディスプレーを製品ラインに加えられるので、間違いなく良い取引だ。サムスンはシャープが資金面で困窮している状況をうまく利用した」と語った。

あとディスプレイ事業に投資するよりメディカルとか他に投資しなきゃならない分野がサムソンにはあるんで、ディスプレイの方はシャープ使って場をつなごう的な考えもあるかと思います。

まあいろいろたいへんだな、シャープは。がんばって耐えて乗り切って!

焦点:サムスンのシャープ出資、ディスプレー事業出遅れの焦りを反映

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このページは、nagasawaが2013年3月 8日 18:18に書いたブログ記事です。

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