ただ、問題は初期設定のままでは、まったくと言って良いほど、AirMac Time Capsuleの実力が発揮されない点だ。
【清水理史の「イニシャルB」】 Haswell搭載の新MacBook Air登場 AirMac Time CapsuleでDraft11acの実力を検証する - INTERNET Watch
ということで802.11ac対応のAirMac Time Capsule(多分Exteamも)は買ってきて設置して電源入れて繋げばその性能を利用できるかといえばそうじゃない初期設定になっているようです。
具体的には、標準設定では肝心のDraft11acの5GHz帯が無効化されており、接続可能な2.4GHz帯も、どうやら20MHz幅固定、もしくは20MHz幅を優先する設定となっているため、無線LANの速度がかなり押さえ込まれてしまうのだ。
なんとセールスポイントというかこの製品の肝であるDraft11acの5GHz帯が無効化されているそうです。つまり標準状態で繋いでも普通のスピードしかでない、ってことですね。
製品では、2.4GHz帯の20MHz/40MHz設定項目が見当たらないうえ、5GHzを手動で有効にしなければならないことに関しても、知らなければ、気づかない仕様になっている。こういったあたりは、シンプルを通り越して、不親切とさえ言いたくなるほどだ。
このあたりはなぜそうしているのかをメディアはAppleによる製品ブリーフィングがあったときに聞いて欲しいところですね。
で、5GHz帯を有効にする手順です。簡単です。
具体的には、前述したAirMacユーティリティを起動し、AirMac Time Capsuleの設定にある「ワイヤレス」タブで「ワイヤレスオプション」をクリックし、「5GHzネットワーク名」にチェックを付けて有効化しておけばいい。
この状態で、試しに、MacBook Air 11から接続してみたところ、やはり2ストリームの上限となる867Mbpsでリンクした。これが最大速度と考えて問題ないだろう。
まあ、我が家には802.11ac使える機器がまだないのでまだ必要ないのですが、使えるようになった日のために、ということで。
以上です。