「Chaos and Creation At Abbey Road」という1時間程のポール・マッカートニーによるアビーロード・スタジオの紹介ビデオがあるのですが、その中でポールがメロトロンという楽器を紹介しデモ演奏をしているというビデオです。
メロトロンという楽器についてよくわからない人のために簡単に説明すると、
メロトロン(Mellotron)は、1960年代に開発された、アナログ再生式(磁気テープを媒体とする)のサンプル音声再生楽器である。
鍵盤に対応した音程でそれぞれ録音された、ある音声(音色)を一式揃えておけば、音階を持った楽器として使用できる。これにより鍵盤楽器の演奏者により、弦楽器、管楽器などの音を奏でることを可能とした。
例えばトランペットの音でドレミファソラシドをそれぞれ録音したテープを用意しておけば鍵盤でドレミを弾くとトランペットの音でドレミが再生されるわけです。で、これの応用として
また、一定の伴奏パターンや効果音が録音されたテープもあり、メロトロンの原案となったモデルでは(当然、そのコピーである初期のメロトロンでも)左手側の鍵盤に使用された。
ということで、このビデオでは伴奏パターンを鍵盤にアサインしたものでデモされています。
で、ポールといえばビートルズ、ビートルズのメロトロンといえば「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」ということで、フルート音のあのイントロもデモしており、これはちょっとぞくっと来ましたよ。
Paul McCartney demonstrates the Mellotron - YouTube
全編を見たい方はこちらのビデオをどうぞ。